帝国データバンクは5月9日、貸切バス事業を営む企業の経営実態調査結果※を発表。2011年に黒字だった企業は16.1%と、道路運送法改正による規制緩和があった1999年の19.8%より3.7ポイント低下していることが分かった。また、2011年の年商を前年と比較すると、減収した企業が374社(58.6%)と、増収した企業の264社(44.6%)を上回った。 年商規模別に見ると、「5億円未満」が852社(87.9%)と最も多く、全体の9割弱が小規模事業者であるようだ。また、「5億~10億円」は65社(6.7%)「10~50億円未満」は49社(5.1%)、「50億円超」は3社(0.3%)だった。2011年の1社当たりの年商は2億8130万円で、規制緩和前の1999年の3億6120万円に比べて22.1%も減少したことになる。 1999年の法改正で、貸切バス事業が免許制から一定の基準を満たせば誰でも参