被災地結ぶトラック便 口蹄疫農家がハンドル 宮崎・川南―盛岡 2011年3月25日 21:20 カテゴリー:九州 > 宮崎 社会 寄せられた救援物資を仕分けする若者たち=宮崎県川南町 昨年の家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」で大きな被害が出た宮崎県川南(かわみなみ)町の農家らが、東日本大震災の被災地支援に懸命だ。牛や豚を失った自分たちが全国の励ましを受けて再起を期す中で、東日本を襲った大災害。「今度はこちらが支援する番だ」と農家たちはトラックを駆って、集めた物資を約1700キロ離れた被災地に届ける。復興の願いが南北の被災地をつなぐ。 初便は養豚会社社員長友弘文さん(31)と養豚業河野真一さん(41)が乗った。生産した長期保存型の牛乳や町民が寄せた食料、毛布などを積んで16日出発。給油以外ほとんど休まず交代でハンドルを握った。秋田から岩手への道は寸断され、知人と電話連絡を取りながら進み