2008年02月11日19:25 カテゴリ地域経済 「指名」と「延長」がズレている日本の政治。 松本城の敷地を出ると、左手には1階建てのファミリーマートが見えてきます。日銀の支店は近く、観光地としても最高の立地で、以前はここに千代田生命のビルがそびえていました。 破綻した生保の土地とビルを1億円で買った人は、テナントを募集しましたが入居がなく、ビルを取り壊しました。その費用は、おそらく2,000万円ほどだったと私は推測しています。つまり1億円を軽〜く超える不動産投資をした所有者に入っている収入が、コンビニのテナント料だけという状態なのです。もちろん固定資産税を払い続ける義務もある。コンビニは、ただ何となく見過ごしてしまう風景にすぎませんが、その背景を調べてみると、衰退する日本の観光地の現実が浮かび上がってきます。 松本城を訪れる観光客の数は、大きく減っています。2005年は、53万人。多か