私は酒も飲まなければ煙草も喫まなければ賭け事もやらなければ女遊びもしない。 「それで人生楽しいの?」とか言われるわけだが、酒飲んで煙草吸ってギャンブルに金をつぎ込んで風俗行ったら、人生が楽しくなるということは、私にとっては、ない。 酒は体質的に向いていない。 しかし私は、飲み会というのは、限定的に嫌いではない。 あからさまな上下関係がない場合。そして、人数が七人以下の場合だ。 私は酒が飲めないにもかかわらず、酒が入っていないと言えないようなことをいうデリカシーを持っている。 だから飲み会に過度なハイテンションがなければ、楽しめないことはない。 しかし下戸にとって、ある程度楽しめるようにするにはしておかなくてはならない作業があって、それは参加者に「私は飲めない」というのを知らしめておかなくてはならない。 最近は、飲めないという人間に、無理に勧めるというノリはかなり減っていて、これは非常に有難