債務返済に迫られていない企業が破産する例が増えている。そのメリットはいったいどこにあるのだろうか? 2011年11月末に、連邦破産法の適用を申請したアメリカン航空。深刻な資金難に陥っているのかと思いきや、同社には41億ドル(約3200億円)の手元資金があり、債務返済に迫られているわけではないという。また、今後10年間で航空機460機を購入する計画を変更するつもりはなく、このために必要な130億ドルの資金も問題なく調達できるとしている。それではなぜ、破産申請が必要だったのだろうか? これについては、1998年から2007年のあいだに破産した大手102社を調査したある報告書が示唆に富む。それによると、98~02年に破産した企業は、債務が資産を3%上回っていたのに対し、03~07年のあいだに破産した企業は、資産が債務を6%も上回っていたという。 一見してそこまで追いつめられていない企業が破産申請
