* 「月経血コントロール」から男が学べること オニババ化する女たちという本はフェミの内ゲバとしか思ってなかったけど、読んでみたらぜんぜんそんなことはなかった。 今の九十五歳以上の方たちが二十代から三十代だったころ、といえば、もう七十年以上も前のことです。ほとんど完全にきものの生活であった当時、女性はいわゆるパンツは着けておらず、品質のいい生理用品があったわけでもないので、月経中は、ある程度自分で膣口を締めて月経血を止めることができたというのです。(p51) そして、この技法なるものは、体をコントロールするというより、そこに意識を向ける「気づき」の技法だったようだ。またこれは、単体で完結した身体技法であるわけではなく、月経、SEX、出産、閉経といった女性の人生全体を豊かに生きる為の知恵の体系の一部であり、それが世代間で受けつがれてきたそうだ。 この伝統は失なわれているが、世代間で何も受けつが