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societyに関するcatfistのブックマーク (198)

  • 「プル」タイプの静かなムーブメント - アンカテ

    ケータイのポータルページと「Web 2.0」の違いは、プッシュとプルの違いではないだろうか。そして、「プッシュ」の世界と「プル」の世界を隔てる壁はとても高い。 日に「ケータイ」が存在する限り「Web 2.0」が普及する日は来ないと思う。 これはそうかもなとも思うし、ある意味、梅田さんも似たようなことを言っている。 また、こうした指摘を発端としてネット上の議論からリアル世界も巻き込んだ何か大きなうねりが生まれるかと言えば、そういうものではない。提示された多様な視点を総合判断した読者の心に、何かが静かに残っていくだけである。今のところ、そんな不思議なメディアだ。 何もアクションを起こさない人の目前に、「大きなうねり」がプッシュされて来ることはないけれど、「プル」する意思があれば、「大きなうねり」にいつでもアクセスすることは可能だ。 日に「ケータイ」が存在する限り「Web 2.0」が日に普

    「プル」タイプの静かなムーブメント - アンカテ
  • 10000人乗りの自転車 - アンカテ

    iPod nanoの10Gのモデルが出たら、体積や重量はフロッピーディスクと大差ないものに、フロッピーの1万倍の容量が入るということだ。生活の中で、物事のスケールが一万倍も変化することはほとんど無いが、コンピュータの中では日常茶飯事である。CPU速度も回線容量もメモリ容量もみな10000倍かもっとそれ以上拡張している。 人類とその社会がそれにうまく適応できないのは、ある意味当然のことだ。 たとえば、お札の価値が一万倍になって、財布の中に数十億の金が入るようになってしまったら、スリや引ったくりの社会的な意味は質的に違ってくる。ウィニーによる流出騒ぎは、マクロに見れば、手軽に扱える情報の価値が、10000倍増大したことに、個人や社会が感覚的に対応できてないということだ。適応している人は、むしろ感覚を遮断して抽象的な思考だけで生活できる人で、そちらの方が普通ではないのかもしれない。 そして、IT

    10000人乗りの自転車 - アンカテ
  • アルファブロガーは烏山宛の年賀状を出すか? -- 松永さんの社会復帰と「世間」への復帰 - アンカテ

    オウム/アレフの物語 - カミングアウト(改訂版)に松永さんが過去の経歴について書かれている。この中の「民主党・自民党の懇談会への参加について」を読むと、松永さんは、「懇談会」というものの世間的な意味について、理解してないように思える。 世間というのは、年賀状やお歳暮を送りあう、同窓会とか親戚等のローカルなグループであって、普通の日人はそのローカルなグループに複数所属して、多重所属するメンバーの連鎖によって日の社会はできている。営業に行って、同じ大学の出身者がいたら、まず先方と共通の知人がいないか確認して、もしいたらその商談がスムーズに進む可能性が高い。こちらの世間と先方の世間は、その共通の知人によって連鎖して、それによって先方とこちらが同じ世間に所属していることに安心するのだ。その知人との直接の関係の濃淡は問題とならず、ローカルな世間に共通に所属していることのみが安心感を生むのだ。

    アルファブロガーは烏山宛の年賀状を出すか? -- 松永さんの社会復帰と「世間」への復帰 - アンカテ
    catfist
    catfist 2006/03/25
    何がマズいのか一発でわかった。そりゃマズい。
  • WBC、荒川静香、そして・・・。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年03月21日21:55 カテゴリスポーツスポーツ WBC、荒川静香、そして・・・。 荒川静香の金メダルに続き、WBC(ワールド・ベースボール・クラッシク)の優勝に関心が集まっています。私は、2つのことを感じました。ひとつは、多くの日人が共通して楽しめる話題が少なくなっているがゆえに、日を代表する選手たちへの関心が高まっているのではないか?ということです。読売ジャイアンツは、もはや日人に広く共有される話題ではなくなっている。いまは「国民的なスター」と呼べる歌手や、30%を超えるようなバラエティ番組もドラマもありません。「あれ見た?」「すごいよね〜」と気軽に話題にできる共通のコンテンツを多くの人々が求めていて、そこにフィギュア・スケートや野球の日本代表が、まるで空白を埋めてくれるかのように、劇的に現れたように感じます。似たようなことは、高橋尚子の復活のときにも思いました。 私が

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    catfist 2006/03/24
    >多くの日本人が共通して楽しめる話題が少なくなっているがゆえに、日本を代表する選手たちへの関心が高まっているのではないか?
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    恋人と別れて30年が過ぎ、その元恋人の娘と出逢う夜 古い友人であるShellyからメッセージが届いた。「私の娘のAdrienneが日に行くのだけれど、時間取って彼女と会ってくれるかしら?」 Shellyはアメリカ在住の白人女性だ。Shellyと俺との関わり合いは、過去に書いた。こちらを参照のこと。25歳に戻れた夜~ブライアン・…

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    catfist
    catfist 2006/03/22
    その自由さが恐ろしい。倫理とは別の問題としてそれはあると思った。
  • 羽日記 |男尊女尊喪卑卑卑?

    クリスマスの歌なんか聞こえないのフェミニズムはみんなのものという記事にて。 個人的に、フェミは女性のみならず男性をも楽にする学問だと思っています。(女性だけの物じゃないから「フェミニズム」じゃなくて「性差学」とかそういう名前にした方がいいかもしれないんじゃないかなー。素人考えですけどね)が、現在のフェミニズムは「強い女」を庇う方向に特化されていて、私みたいな「ダメ女」にはあんまり有効じゃないみたいだ(苦笑) これを読んで、「ありゃ?」と首を傾げてしまった。 フェミニズムに対する知識が無いせいかもしれないけれど、フェミニズムってその名の通り女権運動、奴隷解放や市民平等みたく女性蔑視思想の解体を意味していて、女性にとっては非常に喜ばしいであろう運動だと思っていたので、「あんまり有効じゃない」と言われてしまうと「なんで?」って思ってしまったわけだ。 なぜ「「強い女」を庇う方向に特化」してしまうの

  • こどもの目をふさげ - eiji8pou's diary

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060310-00000096-jij-pol ウェブサイトに「安全マーク」=子供の年齢別に閲覧制限−総務省が実験 総務省は10日、アダルト向けや自殺勧誘など子供に有害なウェブサイトの急増を受け、コンテンツ(情報の内容)の安全性を示すマークをサイトに付けて配信する実験を民間と共同で開始すると発表した。児童や生徒の年齢に応じて閲覧制限を設け、学校や家庭でインターネットを安心して利用できる環境を整える。 2007年にも実用化を目指す。 (時事通信) - 3月10日19時0分更新 「見てはいけないものに印をつけていく」のではなくて、「見ていいものに印をつけていく」と言うのは、方法論としては間違っていない。 問題なのはその選別の基準だ。そして公務員がその判断をするべきではない、と公務員の俺は思う。

    こどもの目をふさげ - eiji8pou's diary
    catfist
    catfist 2006/03/13
    ”「見ていいものに印をつけていく」と言うのは、方法論としては間違っていない。”同意。
  • 六百デザインの「嘘六百」: 「ゲーム性」を退化させる国家の策謀のコト

    後学の為にパチンコ/パチスロの「ゲーム性」について熟考中の鶴見であるが、最近のパチ業界の状況を眺めていると、まあ何というか、考えさせられるコトが非常に多い。 「全国規模の相談機関が設立 パチンコ依存」(琉球新報) 「依存」は「魅力」の裏返し。ギャンブルは、射幸性こそが魅力であり、根価値だ。「魅力」自体に善悪はなく、善悪の意味づけは環境によって生み出される。 日では、パチンコ/パチスロは「ギャンブルではない」庶民の健全な娯楽だという。いくら諸外国のギャンブル産業と比肩しうる30兆円もの総売上を誇っていても、ギャンブルではないと強弁されている。ちなみに強弁しているのは、監督官庁にしてパチンコ業界の寄生虫とも揶揄される警察庁。 建前として「ギャンブルではない」のだからして、魅力の中心を為すはずの「射幸性」は、あたかも鬼子扱いだ。風適法の表現でも「客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業

  • 戦うときに大切なこと : レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります うちの高校は共学だったけれど、高校3年になるまでは男女は隔離。 3年生になって、初めて机を並べる「共学」になるのがならいだった。 5年間もの男ばかりの生活の後の共学。男子生徒の2/3は奮起し、受験の成績は向上。 残りの1/3は「愛」に走り、成績を落としたという。 3年生に上がるとき、学年主任の先生から訓示があった。 諸君、恋愛は素晴らしい。 人は愛することで悩み、考え、成長する。 多いに楽しみ給え。 わたしは生活指導教諭として、全力でそれを阻止しよう。 この訓示の教訓は2つ。 建前と音とは使い分けろということ。そして、当に面白いことは隠れてやれということだ。 戦う大学 自分の父親は大学の職員だった。 バブル景気真っ盛りの頃。父親の勤

    catfist
    catfist 2006/03/12
    不幸な誰かを旗印にして全面戦争するのはやめましょう。未来の日常に禍根を残します。
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

    catfist
    catfist 2006/03/10
    剛速球から手に伝わる衝撃によって人間の脳細胞が破壊されてしまうんだよ!!!!1111な、なんだ(ry
  • Scott's scribble - 雑記。: 「これはひどい」では全然足りない。

    catfist
    catfist 2006/03/08
    ゲーム脳森教授講演の話。講演て。
  • さるさる日記 - 泥酔論説委員の日経の読み方

    日朝刊2面【総合・政治】社説2  これでは防衛庁ではなく漏洩(ろうえい)庁である。 海上自衛隊の暗号関係の書類や部隊の配置表などが護衛艦「あさゆき」乗員の私有パソコンからインターネット上に流出した。海自以外でも過去に類似の流出があったらしい。 官庁とは、詰まるところ文書作成機関なんです。 会議や打合せをし、書類やら資料やらを作成し、それにハンコを押して稟議される、この膨大な事務作業が毎日毎日繰り返されています。 あれは80年代でした、コンピューターで作った文書は正式なものとして認めない、そんな驚くような通達も役所内部ではあったりしたのですが、89年になってノートパソコンが発売されると、事務を少しでも楽にしたい若いお役人たちが自腹を切って購入します。 ならもっと分かり易い資料を作ってこい、なあんて上から言われても、当時のPCはマルチタスクができなかったため、ワープロソフトで作っ

  • お前らどうせ映画『ホテル・ルワンダ』のパンフレットなんて読まないで何か言ってるんだろうから、俺が町山智浩のテキストを全文アップしてやるぜ。あとその感想。

    こんなエントリーとか。 →当は痛いテレビ番組:「ホテル・ルワンダ」をめぐる論争 - livedoor Blog(ブログ) こんな「はてなブックマーク」のタグ・キーワードとか。 →はてなブックマーク - タグ ホテル・ルワンダ →はてなブックマーク - ホテル・ルワンダ いろいろあるみたいなので、とりあえず映画『ホテル・ルワンダ』を見て、さらに町山智浩さんのパンフレットのテキストを読んでから何かを言わなければいけない気になりました。 ということで、とりあえずパンフレットを買ってきました(映画は未見)。 これで600円は正直ボッタクリ。 でも、町山さんがどういう文脈でどういうことを言っているか知りたかったので(知らせたかったので)。 goo映画の『ホテル・ルワンダ』情報は、こちら。 →ホテル・ルワンダ - goo 映画 公式サイトもあるんですが、上映館を知るには上記サイトからのほうがいいかも

    お前らどうせ映画『ホテル・ルワンダ』のパンフレットなんて読まないで何か言ってるんだろうから、俺が町山智浩のテキストを全文アップしてやるぜ。あとその感想。
  • Total Mass Retain: 私有パソコンの業務使用禁止?

    ※この記事は当初24日付けでアップしたものですが、追記が多くなったのでタイムスタンプを最新に更新しました。悪しからずご了承ください。 は?何それ?今まで禁止されてなかったの?個人の持ち込み機器で日の防衛計画は立案されてたの? ・・・って、実はこの現状はワタシも前から知ったんですけど。 (追記:いろんなところでワタシの記事が言及されるのは嬉しいんですけど、ネタ扱いされているところもあるようでちょっと哀しいですね。嘘だと思うのならお知り合いの自衛官に聞いてみればヨロシ。全国どの部隊の誰一人として私有PCの業務使用の酷い現状を否定しないはずです・・・えっ?知り合いに自衛官が誰一人いないって?そうやって「国防」が日常と遊離してるのが日の大問題なんだよなあ) 片山某女の無理解による予算削減以前から事務費の削減は常軌を逸したレベルまで行われており、日常の業務管理はほとんどが個人所有の持込PCで行わ

    catfist
    catfist 2006/03/03
    自衛隊では予算不足から個人所有PCの業務使用が常態化しているという話。
  • 『少年犯罪には先進国中一番厳しい日本』

    今日は調べものがあって国会図書館に行っていた。おもしろいデータを手に入れたのでご紹介しようと思う。龍谷大学、浜井浩一教授の論文にある調査である(※)。 日の「犯罪増加」の根拠は認知件数をもとにしているから間違うのだ。つまり認知件数はどういう犯罪を受理するかという警察の方針によって変わるからである。 浜井教授は国際的な犯罪被害調査をもとに論を展開する。調査は略して「ICVS」という。標準化された統計手法に基づいた、現在もっとも信頼性が高い調査である。 2000年に行なわれた調査において、日の被害率は「住居侵入、未遂」においては先進12か国中下から二番め。脅迫のみを省く暴力犯罪では一番低い。唯一の例外が自転車盗で各国中トップという結果である。 さらに、「被害が重大なもの」として受け取られたかどうかの調査では日は上位。 そして、「この罪にはどんな罰が適当か」という「量刑意識」については日

  • 堀江指示メール捏造過程の仮説 – 音極道茶室(旧アーカイブ)

    最初に断っておきますが、このエントリーは私個人の脳内推理なので根拠とかあんまり求めないで下さいw。 まず、いろいろ指摘されてる誤字や誤変換などについては、finalventさんから重要な指摘。 永田メール、追記 より抜粋。 これ、OCRだな。 なぜ、OCRなんだ? ワオ。納得。これだとナゾの誤字誤変換も感覚的にめちゃめちゃシックリくる。ただ、finalventさんも指摘しているように、「なぜ?」という疑問が。 そこで、メール捏造過程を妄想してみた。 情報提供者:メール捏造の発案者。PCは使用するがそれほど詳しくない。フリージャーナリスト? 協力者:ホリエモンと以前親密で、メールで極秘のやり取りをした事のある人間(女性?)協力者という自覚は無い可能性も。 まず、情報提供者がこの「協力者」から実際のホリエモンからの過去メールを紙ベースで入手。 (メールの内容はまったく無関係の文面) その紙をO

  • 「堀江メール」の真贋鑑定 : 404 Blog Not Found

    2006年02月18日03:47 カテゴリAnnouncementiTech 「堀江メール」の真贋鑑定 以前一般論を「404 Blog Not Found:コンピューター・カウンターフィティング」で述べたのだけど、マスメディア数社から複数mailにて問い合わせがあったので、重複防止のため記す。 ヘッダーはどこ? 電子メールの真贋鑑定で重要になるのは、文よりもヘッダーである。国会審議の様子(by asahi.com)を見る限り、MUA (Mail User Agent; Outlook Express, Becky!, Mail.app といった電子メールを読むためのアプリケーション)からそのまま印刷したようだが、これだと通常From:やTo:といったおもだったフィールドしか出てこない。実際にはReceived:など、MTA (Mail Transfer Agent; Sendmail,

    「堀江メール」の真贋鑑定 : 404 Blog Not Found
    catfist
    catfist 2006/02/25
    とりあえず関係者はITもっと勉強しろよ。マスコミも。
  • あの世とこの世と言霊信仰 - ぶろしき

    ◆http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20060214/p4 この世界の我々には『この世界』というものはたったひとつなんだ。ちょうどまるで、一階しかない家に住んでいる人間みたいに、一階は一階で世界はそれしかない。だけれど君たちにとってはこの一階には目に見えない二階があって──そして君たちは二階へあがったりおりたりできるし、もちろんふつうに一階で生活もしていることができる。君たちには『この世界』だけじゃなく『あの世界』もある。これはたいへんなことだね。 という事であれば、それは別じゃなくて、繋がっている。ただ見えない、気付かれないだけだ(それが世界である事に)。現実の影であり、別の世界でもあるのかもしれないけれど、それは繋がっていて、独立する必要は無いと思う。違いはあるけれど、それでも大きな意味での同じ世界の一部であり、ただ、「こちらの世界」から「そちらの世界」を見

    あの世とこの世と言霊信仰 - ぶろしき
    catfist
    catfist 2006/02/25
    ネット=あの世。ははーーーん。さしずめオフ会は「会(え)」かな?
  • 愛・蔵太の気ままな日記 BSEと「きっこの日記(ブログ)」について

    これは以下の日記の続きです。 →http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060212#p1 このようなコメントを、以下のところでいただいたのでご紹介。 →http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/comment?date=20060212#c # bear 『「酒とアザラシと怠惰な日々。」さんが、BSEに関して非常に整理された情報を発信中です。なんでこちらで紹介したかと言うと、きっこの日記に対する検証も行っていたからです。 http://d.hatena.ne.jp/mittyu/20060117/p2 http://d.hatena.ne.jp/mittyu/20060206/p3 http://d.hatena.ne.jp/mittyu/20060210/p2 http://d.hatena.ne.jp/mittyu/20060

    愛・蔵太の気ままな日記 BSEと「きっこの日記(ブログ)」について
    catfist
    catfist 2006/02/25
    論理的なツッコミのまとめ。ブラヴォー。しかし対抗言論って迂遠な対策だよなー。
  • ハウルの軽やかな獣性とソフィーの清らかな鈍重さ - アンカテ

    ハウルは、二つの相反する特性を持った存在です。ひとつは軽やかさ。それは飛翔する場面や時空を通り抜ける魔法の数々として表現されています。もうひとつは、魔王に変身したハウルによって象徴される全てのものを解体しらい尽くす恐しい力。 この二つの特性は、Web2.0における集団知が重ねあわせて持っているものでもあります。集団知は、固定した視点や特定の原理に縛られません。常に、多面的に物事に対処し、軽やかに新しい立場を創造し続けます。そして、それがスタティックな物事を解体する力となった時の作用には、恐しいものがあります。その破壊的な力を留められる力はありません。 このような一致が起こるのは偶然ではないでしょうが、宮崎さんがネットやWeb2.0を熟知して、その物語の構造にそれを投影したわけでもありません。そうではなくて、どちらも現代社会の背後にある集団的な力を反映しているのだと思います。Web2.0と

    ハウルの軽やかな獣性とソフィーの清らかな鈍重さ - アンカテ