犬を飼いたいという夢を30年越しで叶え、今も「こりき」というゴールデンレトリバーと共に暮らす、漫画家で小説家の折原みとさん。折原さんが以前寄稿した「置き去り犬めぐちゃん事件」が、「強制執行」という形で幕を閉じたことが、12月3日、当事者のSNSに公開されて明らかになった。 人間と動物は一緒に暮らし、互いに心を通わせ、時に家族のように大切な存在になっていく。だからこそ、私たちがいますぐ考えなければならないことが、この事件から浮かび上がってくるのだ。 折原さんの緊急寄稿をお届けする。 6年半前、公園に置き去りにされていた みなさんは「めぐちゃん」というゴールデンレトリバーのことをご記憶だろうか? 公園に置き去りにされた犬をめぐって、元飼い主と保護主とが所有権を争い、裁判にまで発展したことで話題になった、「置き去り犬、めぐちゃん事件」だ。 この事件に関しては、2018年6月にかかせていただいた記