5日から6日にかけて、東京都心など関東甲信は大雪に見舞われた。こうした大雪が予想されるときに、車のスリップ事故や転倒を防ぐために散布される凍結防止剤。家庭にあるあの調味料でも代用できるようだ。 一般的に使われる凍結防止剤の成分は「塩化ナトリウム」。都内に本社を置くある塩問屋の担当者は、食塩と凍結防止剤の違いについて「用途が異なるだけでほぼ同じもの」と説明する。雪と混ざって食塩水になると、真水よりも凝固点が下がって凍結しにくくなる。 NEXCO東日本関東支社によると、降雪で路面凍結が予想される場合には、早めに道路や料金所周辺に凍結防止剤をまく。5日から6日にかけての大雪では、管轄するほぼ全域の約1500キロに凍結防止剤を散布した。