安易な解釈は要注意 NASAの地球科学者で、衛星スオミNPPの夜間光データ分析チームを率いるミゲル・ロマン氏は、ネルソン氏の地図に示された変化を特定の出来事に結びつける際には注意が必要だと述べている。ある点が明るくなった場合、それはその場所が電化されたためかもしれないが、「街灯の種類が変わったことも考えられます」と言う。(参考記事:「LED街灯の増加で夜空が青くなる?」) この地図は、興味深い変化を見つけ出し、それを研究するにはうってつけだ。変化の原因をより深く理解するには、特定の地域の変化を長期間にわたって追跡するのも有益だとロマン氏は言う。NASAは、地球の1日ごとの夜の映像を科学者らに提供する方針で、違法な漁業の発見、災害への対応、光害の原因の特定、脆弱な生態系の保護など、あらゆることに役立ててもらいたいと述べている。(参考記事: 「【動画】宇宙から見た地球の1年、NASAが公開」)