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  • 空犬通信 「書店ゼロの自治体」云々の記事とその記事への反応について、さらに思うこと【更新】

    先日、「書店ゼロの自治体、2割強に 人口減・ネット書店成長」という8/24付朝日新聞の記事を受けて、このような文章を書きました。「「書店ゼロの自治体、2割強に」なって大変……でも、大事なのは、じゃあ、どうするのか、なのではないかなあ、などと思う」。 (以下、長くてだらだらした、中身の薄い独言です。) (9/14:少しだけ追記しました。) ぼくは、屋さんを心から愛し、切実に必要としている人間の一人として、自分の暮らす街や、好きのみなさんが暮らす街には屋さんがあってほしいと願っている者です。ですが、そのような考えの持ち主にも、屋のおかれている厳しい状況に一見同情的な内容のようでいながら、屋をとりまく現状を数字でまとめてしまう(平均で1日1店閉店とか、書店ゼロ地域が何割とか)このような悲観論には、共感も同意も感じられません。むしろ、あまりにも頻繁かつ執拗に出版不況、書店不況が強調さ

    chibama
    chibama 2017/09/12
  • 空犬通信 本屋さんの名前が消えてしまうということ

    ツイッターに流れていた情報で、神楽坂にある文鳥堂書店店が4/5に閉店することを知りました。 文鳥堂書店は、以前は飯田橋や四谷など、都内にいくつか店舗があったのですが、四谷はずいぶん前に、飯田橋も数年前に閉店してしまい、この神楽坂の店が、唯一のお店だったようなのですが、その最後のお店が閉店になってしまうわけです。 文鳥堂書店は、飯田橋・神楽坂・四谷と、近接エリアにお店があったのですが、規模は小さいながら、それぞれに個性があり、大手のチェーンとは違った品ぞろえと存在感で、好きや出版関係者にひいきの多いお店でした。ぼくは大学が四谷で、社会人になってからも四谷に少し縁があったものですから、四谷のしんみち通りにあったお店は、よく利用していました。好きだったお店の1つで、今でも印象に残っています。 文鳥堂書店店は、神楽坂に用事がない身なもので、利用する機会こそ多くはなかったのですが、近くに行く

    空犬通信 本屋さんの名前が消えてしまうということ
    chibama
    chibama 2014/04/03
    神楽坂の文鳥堂書店なくなるのかー
  • 空犬通信 ブックンロール2014、出演者・テーマ他、詳細が決まりました!

    しばらく前の記事で、予告だけしてあった、と書店と音楽のイベント「ブックンロール」。トークの部・ライヴの部、それぞれの出演者が確定、内容もほぼ決まりましたので、あらためてご案内したいと思います。 空犬通信presents ブックンロール Book'n'Roll 2014 〜それでも「屋」で、生きていく〜 日時:2014年6月27日(金) OPEN 18:30 START 19:30(〜22:30) 19:40ごろ ライヴの部 スタート(約50分) 20:50ごろ トークの部 スタート(約90分) 場所:阿佐ヶ谷ロフトA(東京・阿佐ヶ谷) 杉並区阿佐谷南1-36-16ーB1 03-5929-3445 チャージ:前売1000円 当日1300円(いずれも当日会場でドリンク代として+500円) 出演: (トークの部) 高橋佐和子(山下書店南行徳店) 樽井恭子(MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店

    空犬通信 ブックンロール2014、出演者・テーマ他、詳細が決まりました!
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    chibama 2014/03/21
  • 空犬通信 ヨドバシにコミック売場が、ディスクユニオンにブックユニオンが登場……吉祥寺の書店事情にまたまた変化が

    吉祥寺ネタは久しぶりかもしれません。我が町吉祥寺の書店事情にちょっと変化がありましたので、紹介しておきます。2件、あります。 まずは、ヨドバシカメラでコミックの取扱が始まったというニュースから。関連記事は、こちら。「ヨドバシカメラ、コミック販売開始――ポイント3%還元」(1/18 ITmedia eBook USER)。 記事の一部を引きます。《ヨドバシカメラは1月18日、通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」と一部店舗でコミックの取り扱いを開始した。コミックのヨドバシゴールドポイント還元は3%で、ラインアップは約8万5000点、オンラインからの注文は全品送料無料》。 《ヨドバシ・ドット・コムのほか、マルチメディア梅田、マルチメディア吉祥寺、マルチメディア川崎ルフロンの3店舗で取り扱う(店舗では約7万8000点のラインアップ)。マルチメディア横浜、マルチメディア博多、マルチメディア札幌、マル

    chibama
    chibama 2013/01/28
    吉祥寺ヨドバシ見にいってみよう
  • 空犬通信 本屋さんは「逆襲」しているのだろうか

    朝日新聞夕刊の短期連載記事「屋さんの逆襲」、全4回がWebで読めるようになったので、あらためて紹介したいと思います。(日付は、Webにアップされた日ではなく、夕刊掲載時。) 「屋さんの逆襲(1) つい手が伸びる「文脈棚」」(6/18 朝日新聞)「屋さんの逆襲(2) 大学生協生まれのヒット」(6/19 朝日新聞)「屋さんの逆襲(3) 朝採り野菜で女心つかむ」(6/20 朝日新聞)「屋さんの逆襲(4)「うちの店」の垣根超えて」(6/21 朝日新聞) 記事は、実際に読んでいただきたいので、ここで部分を引用したり内容を紹介したりはしませんが、紹介されているお店だけ、リストアップしておきます。 第1回は、代官山 蔦屋書店、松丸舗(丸善丸の内店)、往来堂書店。第2回は、早稲田大生協ブックセンター、丸善丸の内店。第3回は、中島書店、Chez moi(シェ モワ)(東京堂書店)、オリオン書

    chibama
    chibama 2012/06/27
    “「逆襲」だの「一日一店」だの「出版不況が言われる中」だの、そんな紋切り型は目にしたくないのです”
  • 空犬通信 BOOKE EXPRESSが六本木に出店?!

    先日、新刊書店の開店・閉店情報、最近のものをまとめたばかりですが、1件追加、それもかなり驚きの新店情報です。BOOK EXPRESSが六木に出店とのこと。JR駅以外の場所、それも、JRがそもそも通っていないエリアへの出店というのは、同チェーンとしては初めてのケースでしょうか。驚きです。 場所は、今年6月に閉店となった、青山ブックセンター六木ヒルズ店の跡地とのこと。同店は、六木ヒルズWest Walkの4階にあったお店で、売り場面積は約90坪。その跡地に入るのだとしたら、規模もそのままということでしょうか。 BOOK EXPRESSのサイトには、今回の新規オープンに関する告知は今日の時点では出ていないようですが、この情報をくださった業界の知り合いによれば、現地にはすでに出店の告知が出ているとのことですから、確定情報なんでしょう。オープンは12/1とのこと。開店日も確定情報なのだとしたら

  • 空犬通信 丸善CHIホールディングスが人員削減?!

    神奈川書店レポで数日分の執筆力を使い果たした気がするので、しばらくは更新をサボるつもりでいたんですが、そういうときにかぎって、書店関連の気になるニュースがあちこちに……。しかたないなあ、今日も書くとするかなあ。今日は、ちょっとショックなこのニュースを。「丸善CHIホールディングスが希望退職による180名の削減へ」(7/27 不景気.com)。 記事の一部を引きます。《対象となるのは連結子会社「丸善」に在籍する満35歳以上59歳6ヶ月未満かつ勤続5年以上の正社員および定年後再雇用社員で、退職日は9月30日。退職者には特別加算金を別途支給するほか、希望者には再就職支援を実施する方針です。》 《長引く景気低迷の中、経営の効率化やコスト削減などを積極的に進めているものの、子会社の「丸善」においては2期連続で営業赤字を計上するなど厳しい環境が続いてることから、抜的な合理化が急務と判断し今回の削減に

  • 空犬通信 「地方の書店は自助努力が足りない」のだろうか

    さて、昨日の件。なんだか、ふだん以上に焦点の定まらない文章になってしまっていました。補足のため、関連の新聞記事をあげておきますね。「アマゾン:日上陸10年 送料無料で攻勢」(11/1毎日新聞)。「アマゾン:通常配送料金を無料に ご当地グルメのコーナーをオープン」(11/1毎日新聞)。「アマゾン、無料配送を格展開 日進出10周年で攻勢」(11/1 MSN産経ニュース)。毎日の記事では、アマゾンの予想売上高や楽天の比較、無料化にいたる背景、他の大手通販業者の対抗策などにふれられています。 あと、もう1件、店頭でバーコード読み取り云々の件について、大事な記事を紹介するのを失念してしまいました。もともとは、これを紹介するために、この問題を取り上げたようなものだったのに……。「アマゾンの「ポチ買い」は書店を滅ぼす?」(10/21 マガジン航)。書き手は大原ケイさん。この問題が書店、とくに独立系

  • 空犬通信 ポプラ社の百年文庫がすばらしい!

    発売前から話題になっていたポプラ社の百年文庫、とうとう発売になりましたね。 ↑朝日新聞に掲載された全5段広告。背で並べてもきれいですね。 ↑内容見(左)、注文書(右) これ、すごいなあ。まずなんといっても、内容がすばらしい。日海外の短篇を、和洋で分けることなく混ぜ混ぜでテーマ別に分けているところがgoodだし、名短篇を集めたといっても、必ずしも著者の代表作ではなくて、隠れた名作、他の版で手に入りにくい作が多く含まれている点も、よくある名作集的なアンソロジーには傷気味の、うるさ型の好きの心をもがっちりとらえそう。 装丁もいいよね。シンプルなカバーもいいし、カバーをとると体に安井寿磨子氏による木版画が出てくるのもいい。文組は上品で読みやすいし、スピン(しおりひも)の色を各巻変えているあたりの、こまかいこだわりもいいぞ。 とてもすてきなシリーズだと思う。いいなあ、ほしいなあ、気にな

    chibama
    chibama 2010/10/21
    あ、自分も「ちくま文学の森」が始まったときの感覚に近いなと思いました。
  • 空犬通信 大型書店の出店と既存店への影響のことを少し

    MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店の件、続きです。 後述の立地の件をのぞけば、これといって弱点の見あたらない印象を受けた同店ですが、閉店時間の21時は、商業施設内の店舗だから合わせるほかなかったのか、それとも近隣店への配慮なんでしょうか、やや早めですね。渋谷の既存店のなかには、24時間営業までありますから、夜の遅い街で、大型店が比較的早めに閉まるというのは、周囲の既存店にとっては安心材料かもしれません。 そのほか、何か、不満とか足りないサービスとかについて書いている人がいないかと、ツイッターで、他の方の感想を眺めていたら、と文具とカフェしかなくておもしろみがない、という主旨の感想があったりして、驚きました(苦笑)。書店さんに、あれだけのと文具があって、しかも、どこにでもふつうにあるわけではない店内ブックカフェが併設されいて、それでおもしろくないとは……いったいあと何を求めるんだろうと

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