先日、「書店ゼロの自治体、2割強に 人口減・ネット書店成長」という8/24付朝日新聞の記事を受けて、このような文章を書きました。「「書店ゼロの自治体、2割強に」なって大変……でも、大事なのは、じゃあ、どうするのか、なのではないかなあ、などと思う」。 (以下、長くてだらだらした、中身の薄い独言です。) (9/14:少しだけ追記しました。) ぼくは、本と本屋さんを心から愛し、切実に必要としている人間の一人として、自分の暮らす街や、本好きのみなさんが暮らす街には本屋さんがあってほしいと願っている者です。ですが、そのような考えの持ち主にも、本屋のおかれている厳しい状況に一見同情的な内容のようでいながら、本屋をとりまく現状を数字でまとめてしまう(平均で1日1店閉店とか、書店ゼロ地域が何割とか)このような悲観論には、共感も同意も感じられません。むしろ、あまりにも頻繁かつ執拗に出版不況、書店不況が強調さ