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ブックマーク / xtech.nikkei.com (22)

  • 検証I 定性的な観点絞り込みの効果

    検証Iは、筆者が講師を務めたレビューのセミナーにおいて、受講者の ITエンジニアに協力してもらい実施した。手順は次のようなものだ。 まず5人のチームを合計四つ(甲・乙・丙・丁)作った。その際、レビューのスキルがなるべく均等になるようにチームを分けた。全員からITエンジニアとしてのキャリア年数を聞き、四つのチームでレビューアーのキャリア年数がほぼ同じになるように割り振った。 甲・乙の2チームは、観点を絞り込まない前提でレビューを行う。一方、丙・丁の2チームは、定性的に観点を絞り込みレビューをする。 レビュー対象として用意したのは、イベント管理システムの要求仕様書である(図1)。このシステムは無償のSaaS(Software as a Service)として、誰でもWebブラウザーから利用できるようにすることを想定している。コンサートやパーティーなどの主催者がイベントを登録し、それに対して参加

    検証I 定性的な観点絞り込みの効果
  • 検証II 定量的な観点絞り込みの効果

    検証IIでは、定量的にレビューの観点を決めることのコスト効果を測定した。東芝デジタルメディアエンジニアリングの協力を得て、映像や音声などのデータ処理ソフト(Xとする)の開発プロジェクトにおける内部設計書をレビュー対象とした。このプロジェクトでは、開発済みのソフト(Yとする)を派生させてソフトXを開発する。 検証は、定量的に観点を決めることから始めた。その際、ソフトXの元になったソフトYの新規開発・派生開発プロジェクトにおけるテストの不具合管理票350件を、実績データと見立てて用いた。不具合管理票は「サブシステムカテゴリー」「開発担当者」「原因種別」「検査種別(テスト種別)」といった属性項目を備えているほか、「不具合の内容」、発生した「修正工数」などが記録されている。 この実績データを基に、数個の観点を設定する。そのために属性項目に着目した。属性項目ごとの、不具合の出現頻度(全不具合の何%が

    検証II 定量的な観点絞り込みの効果
  • 第1回 IT技術者に迫る2大変化---「量から質」と「グローバル化」

    情報処理推進機構(IPA)は5月20日に、IT人材に関する調査結果をまとめた「IT人材白書2011~未来指向の波を作れ 今、求められる人材イノベーション~」を発行した。特集では、「IT人材白書2011」の調査結果を抜粋して、5回に分けて解説していく。 第1回目の今回は、IT企業およびユーザー企業における、IT人材の「量」と「質」に対する過不足感の変化と、グローバル化がIT技術者に与える影響について見ていこう。 8割以上の企業が、IT人材の「質」に不足感 まずは、IT企業における、IT人材の「量」と「質」に対する過不足感を見てみよう。 図1と図2は、IT企業に対して「御社では、事業戦略上必要なIT人材を、現在、十分に確保できていますか。『量』と『質』の両面における御社の人材の過不足感として、当てはまる番号に○をつけてください」と尋ねた結果である。選択肢は、「大幅に不足している」「やや不足し

    第1回 IT技術者に迫る2大変化---「量から質」と「グローバル化」
  • 日本のソフトウエア産業、衰退の真因

    ソフトウエア・エンジニアリングのリーダーの一人、エド・ヨードンは1992年に、『Decline and Fall of the American Programmer 』を著し、米国のソフトウエア産業の衰退と挫折を警告した。このを出す少し前まで、彼は「この国が危ない(A Nation at Risk)」というタイトルで講演行脚をしており、同書はそれをまとめたものである。 このの中で、ヨードンは日をソフトウエア開発における優等生の一人として挙げ、インドの飛躍を予見している。が書かれた時点では、インドのIT産業はまだ黎明(れいめい)期にあったが、彼の予想通り、現在は英語圏で質の高いソフトウエア開発力が得られる国として、欧米から頼られる存在になり、IT立国を目指す他のアジア諸国からお手と見なされるまでになった。 「この国が危ない」というヨードンの警告に触発されたのか、米国上院の「米国の

    日本のソフトウエア産業、衰退の真因
  • 【 date 】 日付や時刻を表示,設定する

    date [-u] [-d datestr] [+format] [-s setstr] [MMDDHHmm[[CC]YY][.ss]]

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  • シェル・スクリプト・リファレンス INDEX:ITpro

    自社にはどれが最適? 続々登場AWSGoogle・MSなどのベクトルDBサービス 2024.08.21

    シェル・スクリプト・リファレンス INDEX:ITpro
  • OSとしての基本性能を大幅に強化

    Red Hat Enterprise Linux 6.0 (RHEL6)は、2007年3月にリリースされた現バージョンのRHEL5から、実に3年半ぶりの大きなアップデートとなる。RHEL5とRHEL6における収録ソフトウエアのバージョンを比較すれば、3年間の変化は大きなものだと分かる(表1)。 RHELは、コミュニティ向けLinuxディストリビューションである「Fedora」をベースにし、エンタープライズ向けに派生させたもの。Fedoraで新機能の試験的な実装を行っている。RHEL6は、Fedora 12がベースとなって開発されたバージョンだ。証券取引所や主要な大銀行の基幹システムとしても多く使われるものであるため、安定性を追及している。 なお、RHEL6のCPUアーキテクチャとしては、Intel x86(i386)、AMD64/EM64T(x86_64)、PowerPC(ppc64)、I

    OSとしての基本性能を大幅に強化
  • 第5回 ITアーキテクト:「理論」と「実践」の繰り返しで成長が加速

    今回は、ITアーキテクトのモデルキャリアパスとキャリアアップのポイントを説明しよう。ITアーキテクトとは、顧客のビジネス戦略を実現するために情報システム全体の品質(整合性、一貫性など)を保ったITアーキテクチャを設計する職種である。「技術の総責任者」としての役割を担うITアーキテクトは、年々その重要性が増している。 図1に、トップレベルのITアーキテクトに対するインタビューに基づいて作成した、ITアーキテクトのモデルキャリアパスを示す。 ITSSが定義するITアーキテクトはレベル4以上としているので、入社10年目くらいまでは、他の職種でITの基礎知識を習得するとともに、得意な領域を拡大させていくことになる。そして10年目くらいから、ITアーキテクトとしての役割と責任の拡大を人や周囲が自覚し、ITアーキテクトとしての活動を開始する。 その後は、実務の中で、ITアーキテクトに求められる俯瞰的

    第5回 ITアーキテクト:「理論」と「実践」の繰り返しで成長が加速
  • Ivar Jacobson氏が明かす---UML、未来への道

    UML(Unified Modeling Language:共通モデリング言語)はソフトウエア設計だけでなく、ビジネスプロセスの記述、システム仕様の記述など、さまざまな領域で利用されている。一方で仕様が巨大化・複雑化し、全貌が把握できないのが現状だ。UMLをどうすればシンプルなものにできるか---UMLの“父”Ivar Jacobson氏自ら、UMLの抱える問題点とこれから進むべき未来を解き明かす。 目次

    Ivar Jacobson氏が明かす---UML、未来への道
  • 【初級】暗号・認証技術を基礎から理解する 中編

    70年代後半,DESの登場とほぼ時を同じくして,それとは異なる画期的な暗号の基原理が登場した。2つの異なる数値データを暗号化と復号化の鍵として利用する「公開鍵暗号方式」である。この方式では,まず受信者が「公開鍵」を作成して公開鍵リストに登録する。送信者はリストの中の公開鍵を利用してデータを暗号化する。公開鍵暗号方式のポイントは,その公開鍵では復号化ができないという点だ。受信者が持っている秘密の鍵(秘密鍵)を使うことで,初めて暗号を復号化できるという仕組みである(図5)。 図5●公開鍵方式の基的な仕組み 公開鍵方式では,受信者は複数の送信者との間で暗号をやり取りできる。 受信者は公開鍵と秘密鍵をペアで作成し,公開鍵だけを送信者に渡す。 暗号の復号化は,受信者が持つ秘密鍵でしか行えない DESを含む,それまでのあらゆる暗号方式は「データの送信者と受信者がいかにして秘密の鍵を共有するか」とい

    【初級】暗号・認証技術を基礎から理解する 中編
  • 提案書評価のチェックポイントを知る:ITpro

    提案活動を行う際に,提案を受け取る側のユーザー企業の考えを知ることは極めて重要だ。ユーザー企業の立場でベンダー選定のコンサルティングサービスを行う筆者が,実際に見た提案書の例を通して,ユーザー企業が提案書に何を望み,どのように評価しているかを解説する。 「ページごとに書式やフォーマットがバラバラで,明らかに社内のいろいろな部署から資料を寄せ集めて作ったということが分かる」,「情報システムに関する問題点や解決策が述べられているが,極めて一般的かつ表面的な内容で,まったくリアリティが感じられない」。 いずれも,筆者がユーザー企業とともにベンダーを選定する際に,実際によく目にする提案書だ。当然のことだが,こうした提案書を高く評価するケースは,まずない。ユーザー企業にとって提案書は自らのビジネスの成否を決めることもある重要な文書だからだ。ではユーザー企業が評価する優れた提案書とはどんなものか。そも

    提案書評価のチェックポイントを知る:ITpro
  • 上流工程-RFP/提案

    ランサムウエアへの適切な初動対応は備えあればこそ、平時に取り組んでおくべき6カ条 2024.08.08

    上流工程-RFP/提案
  • 第17講:若い世代が追い求める、「勤勉」と「幸福」の間にあるもの

    先月、「Everyone a Changemaker―世界を変える社会イノベーション―」というシンポジウムが開催された。趣旨は題名の通り、各自が“チェンジメーカー”になって、それぞれのできる範囲で社会を良い方向に変えていこうというものだ。今回はこのシンポジウムを振り返りながら、変質しつつある日の「勤勉さ」について改めて考えてみたい。 筆者はこのシンポジウムの開催に関与している。告知後、2日足らずで参加申し込みが殺到し、300人以上の会場が満席になってしまった。正直なところ驚嘆している。しかも、そのほとんどは20歳代、30歳代の若い世代である。社会イノベーション、社会起業家、社会的企業というテーマは、若い世代を惹きつけるようだ(ちなみにこのシンポジウムに参加した人々がTwitterで自主的に感想や意見を言い合って共有している。Twitterのハッシュタグは#titchange、#socen

    第17講:若い世代が追い求める、「勤勉」と「幸福」の間にあるもの
  • 5つのキーワードで理解するIFRS動向

    「国際会計基準(IFRS)」の適用が現実になってきました。しかし、その全体像をつかむのは容易ではありません。「内部統制.jp/IFRS」サイトの特集「キーワードで理解するIFRS」で最も注目を集めた5つのキーワードを軸に、IFRSにかかわる2009年の動向を見ていきます。 2009年は日企業にとって、IFRSが一段と現実のものとなった年だった。これまで進んできたコンバージェンスに加え、アドプション(全面適用)のロードマップが示されたからだ。 金融庁は6月11日に「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」を公表。ここでアドプションについて、2012年に適用するかを判断し、適用を決めた場合は2015年または2016年に開始するというロードマップを示した。さらに12月11日には、IFRSの任意適用についての内閣府令を公表した。条件を満たす企業は、2010年3月31日以降に終了す

    5つのキーワードで理解するIFRS動向
  • 「P/L」と「B/S」がなくなる日

    損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)がなくなる――。国際会計基準(IFRS)関連の取材で聞いた話で一番、びっくりしたのがこの話だ。記者がIFRS関連の取材を格的に始めたのは、今から1年半くらい前。当時、記者は主にJ-SOX(日版SOX法)関連の取材をしていた。J-SOX対応の話を聞こうと訪れた会計コンサルタントの方との雑談の中で「そういえばこんな話が」といって冒頭の話を聞いたのだ。取材先の企業研究や決算記事の執筆など、記者にとって損益計算書と貸借対照表はなじみ深い。それが「なくなる」というのは、「記者だけでなく、企業、そして社会全体に影響を与える大きな話になりそうだ」というのが最初の感想だった。 損益計算書と貸借対照表を読むことは、会計の基中の基だと考えている。記者は学生時代、会計関連の授業が一番苦手だった。仕訳、減価償却、配賦などなじみのない言葉が並ぶ。その苦手な授業で最初

    「P/L」と「B/S」がなくなる日
  • プログラム間にボタンを掛ける「DI/AOP」(前編)

    「DI(Dependency Injection)」および「AOP(Aspect Oriented Programming)」と呼ばれる技術が注目を集めている。これらはオブジェクト指向プログラミングにおけるプログラムの単位であるクラスを,互いに結び付ける新たな技術である。システムへの機能変更ニーズが高くなり,さらに開発期間が短くなっている開発の現場において,開発の効率化や品質向上を実現する新たな手段として期待されている。まずはオブジェクト指向プログラミングにおける課題を明らかにし,DIやAOPがそれらをどう解決できるのかを見よう。 DIでクラスを容易に付け外す オブジェクト指向プログラミングの一つ目の課題として,「変更時にクラスの修正が必要になる」ことがある。そもそも,オブジェクト指向で開発したプログラムは,オブジェクト指向ではないプログラムと比べ,機能の削除や変更が容易であることが特徴だ

    プログラム間にボタンを掛ける「DI/AOP」(前編)
  • 刺激を求める技術者に捧げるScala講座---目次

    連載では,次世代のエンタープライズ・プラットフォームを支える言語として,このところ最も注目を集めている言語「Scala」の魅力をお伝えしていきたいと思います。Scalaは,技術的にもかなり刺激的で,楽しい言語に仕上がっています。最初の一歩から刺激的な技術解説まで,幅広くScalaおもしろさ,楽しさをお伝えしたいと思います。 第1回 なぜScalaなのか? 第2回 Scalaの基的な文法 第3回 Scala言語を探検する(1) 第4回 Scala言語を探検する(2) 第5回 Scala言語を探検する(3)関数型言語としてのScala 第6回 Scala言語を探検する(4)Scalaの型システム 第7回 関数脳のつくり方 First Season 第8回 Scala DSLでできること 第9回 Scala DSL事始め(前編) 第10回 Scala DSL事始め(後編)

    刺激を求める技術者に捧げるScala講座---目次
  • 経産省が脱・人月を目指す「情報システムのPBCに関する調査研究」報告書を公開

    報告書は「現行の人月をベースにした価格による契約では,ユーザーとベンダーの双方が価格に対して不信や不満を感じている」とし,「人月積算を前提とした固定価格のみでは,ベンダーの品質向上や創意工夫などへのモチベーションは生まれない。さらに,ユーザーにとって経営層に説明できない価格では,投資の妥当性を提示できず,投資意欲そのものを減退させてしまう」と,人月の問題を指摘している。 そしてPBCではユーザーにとっては「無駄な投資が減る等,適正な価格でのIT投資ができる」,「目的を共有することから,ベンダーの積極性を期待することができる」,ベンダーにとっては「システムの効果に応じた適正な対価を得ることができる」,「人月ベースの契約から脱却することで,付加価値の創出や効率化に対するモチベーションが向上する」といったメリットがあるとする。 PBCのデメリットとしては,ユーザーにとっては「契約時に価格が確定せ

    経産省が脱・人月を目指す「情報システムのPBCに関する調査研究」報告書を公開
  • ムダと一緒に捨てたもの

    怖い話を聞いた。某大メーカーの幹部が雑誌をパラパラとめくっていたら、大口取引先であるメーカーの広告が載っていた。さっそくその幹部はそのメーカーを訪ね、「いやあ結構なことですな、このご時勢に広告をお出しになる余裕があって」と皮肉ったらしい。そう言われた中堅メーカーでは即日、広告出稿を停止したという。 業績不振で広告宣伝費を大幅に削減している大手メーカーの心証を悪くしたくないという配慮であろう。「余裕があるとみられたら、必ずや厳しく値下げを求められる」という現実的な理由もある。とにもかくにも、大切な顧客に「余裕がある」と見られてはならないのである。 かく言う私だって、上の人から「みんな忙しそうなのに、君は余裕だねぇ」などと言われたら、その瞬間からものすごく忙しそうなフリをして「いやぁ、ヘラヘラしているように見えるかもしれませんが実はすごく大変なんでして」とか、思いつく限りの悲壮ネタを披露するこ

    ムダと一緒に捨てたもの
    chigurihaguri
    chigurihaguri 2009/06/05
    ムダと一緒にもっといろいろ捨てようって話だと思ったら、流し読みした感じ、捨てたらダメなものも捨ててしまった、みたいな話?
  • 保守開発の見積もりはどうする?

    保守開発による見積もりは,新規開発とは違った難しさがあります。母体部分と,修正を加えるエンハンス部分を分けて見積もる必要があるからです。今回は,保守開発における見積もりについて考えてみましょう。 最近は,ゼロからソフトウエアを作るプロジェクトの方がむしろ少なくなってきました。すでに企業活動のほぼ全域にわたってIT化されていること。システム開発にもスピードが求められ,既存システムに手を加えて要求を実現することが多くなったこと――などが理由です。 ところが,保守開発における見積もり方法は,発展途上にあります。このため見積もりに戸惑うエンジニアは実に多いことでしょう。 エンハンス部分の見積もりは,新規開発と同じです。問題は,母体部分の見積もりをどう行うかです。そこで私は,以下の三つの方法を提案します。 (1)母体係数法 母体部分の品質を保証するために必要な作業工数を,母体規模をベースに算出する方

    保守開発の見積もりはどうする?
    chigurihaguri
    chigurihaguri 2009/06/03
    見積もり関連のリンクがたくさんある