母娘の孤立死を受け、自治会でアンケートを行ったアパート=東京都立川市で2012年4月10日、平林由梨撮影 東京都立川市の都営アパートで3月、95歳と63歳の母娘が死後約1カ月たった遺体で見つかったことを受け、このアパートの自治会が入居者にアンケートを実施したところ、回答した世帯の約5割が「明日は我が身」と受け止め、「誰とも付き合いがない」世帯が1割以上あった。自治会の約8割は65歳以上で、「孤立死」の不安を抱えながら暮らす都市の高齢者の姿が浮かぶ。 アンケは田村拓次自治会長(63)が作成し3月中旬〜下旬に138世帯に実施。半数の78世帯が答えた。本人や家族の健康状態を聞いたところ、約6割(44世帯)が持病などで通院や服薬をしていた。いざという時に頼れる存在については「毎日、もしくは毎日のようにおつき合いしている隣人・友人がいる」「時々会ったり出かけたりする隣人・友人がいる」が合わせて約7割