米国・ミズーリ大学コロンビア校のHeather J.Leidy博士らが、Obesity 2011年5月5日オンライン版に発表した研究で、高タンパクな朝食を食べることで、その日1日の間に空腹を感じることが減っているとことがわかりました。 またこの事実は、本人の感覚だけではなく、fMRIによる脳画像の分析による活動部位の変化からも裏付けられました。 博士らは、10代の少女が朝食を食べないことが多く、逆にそのことがその後の空腹感の増大や、食物に対する渇望を生じさせ、さらにはそうした食生活が、肥満に繋がる可能性が指摘されていることから、朝食を抜いた場合と、摂った場合、またその朝食の内容が高たんぱくの場合と、米国人の一般的なシリアルなどの低タンパク朝食の場合との違いを実験により分析しました。 実験は10人の平均年齢15歳の朝食を抜く生活習慣(週に平均5回は朝食抜き)の少女を対象に、3週間、まず1週間