1962~1968年の間、ザ・ビートルズのプレス・オフィサーを務めていたトニー・バロウが、1965年、ザ・ビートルズがエルヴィス・プレスリーの自宅を訪れた際の秘話をBBCに語った。彼らの一度きりの対面は、ぎこちない会話に始まりセッションへと発展していったという。 当初、ザ・ビートルズのメンバーはマスコミが関与することを嫌い、エルヴィス・プレスリーとの面会に積極的ではなかったそうだ。バロウはこう話している。「ジョージ(・ハリソン)がこう言ったのを覚えてる。“もしまた、これがダーティーででかい宣伝騒ぎになるんなら、忘れよう”って。彼らは、自分たちのロックンロール・アイドルには会いたがっていたが、リポーターやカメラマンの軍団に囲まれ騒がれるのは嫌がっていた」そのため、この貴重な会合は、撮影や録音をしない、事前に誰にも漏らさないというのが前提だったという。 ザ・ビートルズのメンバーは、1965年8