1978年7月18日、テキサス州フォートワースで行なわれたザ・ローリング・ストーンズのライヴを収録した『サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス』が10月4日、全英の映画館で劇場公開された。 これまでリリースされたことがない上に、ストーンズの最絶頂期ともいえるパフォーマンスをとらえた貴重な映像。ストーンズ・ファンは当然のこと、必見。そして、ロック・ファンにも是非見てもらいたい作品だ。 ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロニー・ウッド、ビル・ワイマン――メンバー5人みんなが若いのは当たり前だが、そのパフォーマンス、サウンド、動き、表情すべてがエッジーで鋭く、ダイレクト。そこには磨き上げられたダイアモンドではなく荒削りの原石の輝きがある。 1978年といえばすでに何枚ものNo.1アルバムを生み出し、世界のビッグ・バンドとしての地位を確立している彼らだが、ここにいるのはまだ