大阪大学の牟田和恵氏が代表となった研究のまとめとして、『架橋するフェミニズム―歴史・性・暴力』という電子書籍が約1年前に無料公開された。 この公開は、公式サイトでも説明されているように、国会議員の杉田水脈氏をはじめとした不当な攻撃に対して、科研費の成果として示す意義もあったろう。 科研費バッシングに応えて/無料電子書籍『架橋するフェミニズム』刊行しました! | ウィメンズ・アクション発信ナビ 冒頭にも書きました通り、『架橋するフェミニズム』は、研究成果のより広い公共への還元のために、誰でも無料で読める電子書籍として刊行公開しています。管見の限り、このような試みは、科研費の研究成果発信として先駆的なものだと自負しています。 もちろん『架橋するフェミニズム』は科研費をつかった研究「ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング」の「まとめ」すなわち要旨ということが明言されて