差別発言を繰り返す相手に「警察官が個人情報を同意なく提供」と訴え。南アジア出身の女性と子の聴取訴訟が結審 原告女性は最終意見陳述で、「私と子どもは公正を待ち望んでいます」と訴えた。一方、被告の東京都は、警察官らの一連の対応に違法行為は認められないと反論している。
生まれ育った中国から、両親の母国の日本に渡って32年。日本人として暮らしてきた高橋達雄さん(81)=鹿児島市桜ケ丘4丁目=は、今も周囲から中国人とみられているのではないかと思うことがある。 中国東北部の黒竜江省ハルビン市で生まれた。終戦間際の旧ソ連の満州侵攻後、軍人だった父親は幼子と妻を別々の中国人に売り渡し、日本に引き揚げていった。 3歳だった高橋さんを引き取ったのは、ハルビンから約500キロ離れた遼寧省撫順市の夫妻だった。馬車や電話があり、料理人も抱える裕福な家庭。養父母は優しく、肉親の記憶はだんだん薄れたという。 ■□■ 中国では1966年に「文化大革命」が始まり、1000万人を超える青年らが地方に送られた。高橋さんは6年早くその「下放(かほう)」の対象となり、28年間も山村での生活を余儀なくされた。 共に下放させられた養父は息を引き取る直前、「お前は息子じゃない。日本人だ」と告げた
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