採用ミスマッチは技術的観点と非技術的な観点があります。コーディングテストを通じて技術的なスキルのミスマッチが防げたとしても、カルチャーマッチやコミュニケーション能力を代表とする非技術的な観点では防げない可能性があります。 ここでは非技術的観点で面接を行うことが可能な「行動面接」を取り上げます。以前、エンジニアの非技術的評価をする際にいくつかポイントを紹介しましたが、もう少し具体的に行動面接を見ていきます。

起業への助言はいろいろある。しかしこれだけは絶対に気をつけてほしい。「ヤバい人」をジョインさせてしまうことが、最大にして最悪の危機を呼び寄せてしまう、ということを。 昨日の夜、起業家が集まるオンランイベントで出た話題だ。「スタートアップで最も気をつけること」というお題で、メンターや起業家から様々な意見が出た。 その中で、「それはあるかも」という話として、一同の共感を得たのがこの「ヤバい人」の存在についてだ。起業して、みんなでがんばってどれだけプロダクトを磨こうが、マーケティングを工夫しようが、営業に力を入れようが、たった一人のヤバい人の存在により、すべてがぶち壊しになってしまうという恐ろしさがある。 ヤバい人、とはどんな人だろう。いくつかのバリエーションがある。「平気で不正を働いてしまう人」というのがその一例だ。たとえば営業であれば、架空計上。まったく受注などしてないのに、クライアントの了
Google の SWE(iOS エンジニア)のポジションに応募してオファーをもらった。 こんなにストレスのかかる日々は久しぶりだった(転職活動ってこんな大変だっけ、と思った)のであとで振り返るためにも文章に残しておくことにした。 これから受ける人の参考になればいいなと思う。 もちろん面接で出た問題の話とかどんなこと聞かれたかとかは書いてない。 TL; DR Google の中途採用を受けてオファーをもらった 受けるまでに5ヶ月準備したことをまとめた 面接を受けてからオファーまで3ヶ月ちょっとかかった 誰? こんなスペックのソフトウェアエンジニア。 阪大 修士(情報科学) → Sony → LINE 言語 仕事 Windows(C++, C#) 5年 Server(Java, Ruby) 2年 iOS(Swift) 5年 競プロ Python(AtCoder 水色) 英語話者との仕事経験あ
前回の続きです。今回はシステムデザイン編。 実体験にもとづいて、なるべく雰囲気を再現しようとしてますが ・問題はすべて自作 ・人物、会話等はすべてフィクション なのでよろしくお願いします。実際の会話はNDAにより公開できません。 同じくらいの難易度の問題を、こんなレベルでやり取りして、最終的にはお祈りされました。 ~前回までのあらすじ~ GAFAのコーディング面接1回目を何とか乗り切ったyambe2002だが、休む間もなく次の面接が始まって辛い。 出題 ぼく「………」 面接官「あれ?yambe2002?大丈夫?」 ぼ「…はっ!ごめんちょっとボーっとしちゃった。大丈夫大丈夫。えーと、何だっけ?」 面「あー、分かる分かる!面接の連続で疲れるよねー!ぼくの時もそうだったよ」 ぼ「ははは…」 面「じゃもう一回言うね。ぼくからの問題はね、ミュージシャン名で検索すると、関係するコンサートの情報を表示す
このあいだ、GAFA数社のコーディング面接を受けて全落ちしました。後続のため、オンサイト面接がこんな感じだったよ、というのをストーリー風に仕立てて公開します。問題と会話はダミーですが、雰囲気はかなり近くできたと思います。なお実際の会話はすべて英語で、バーチャルでの実施でした。 メイン問題はLeetCodeのNo.1472をもとに作成。 https://leetcode.com/contest/weekly-contest-192/problems/design-browser-history/ ちなみに「ぼく」はIQ+30くらいの設定です。それではどうぞ。 入室と自己紹介 面接官「やあ!わたしはシンディ。会えて嬉しいよ!」 ぼく「こんにちは、シンディ。ぼくはyambe2002。調子はどう?」 面「超いい感じだよ。きみは?」 ぼ「ぼくも超いい感じさ」 面「それはよかった。わたしは部署Aのソフ
先日、とある内容についてツイートしたのですが、それが思ってたよりいろんな反応をいただいたので今日はそれに関して、ツイートでは伝えきれなかったことなども含めてもう少し詳しく記したいと思います。 まず、ツイート自体はこちらになります。 面接してると時折、『1人で全部やりました!』『できる人が他にいないんで自分だけでやりました!』みたいな話をしてくれる人がいるんだけど、正直なところ1人で全部やるのも大変とは思うけどチームで成し遂げるほうがよっぽど大変だと思うの. 人は思う通りには動かないわけで… なので評価しづらい — Keisuke Nishitani (@Keisuke69) January 31, 2020 これは採用に関する話でして、面接などをしていく中でよく感じることについてぽろっと呟いただけです。そんな感じだったこともあって140字では詳細に文脈など伝えることは当然無理です。したがっ
ハフィントン・ポストにて、本田宗一郎氏の含蓄のある意見を見受けた。 どうだね、君が手に負えないと思う者だけ、採用してみては ── 本田宗一郎 ある日、本田は採用担当の試験官にこう提案した。「どうだね、君が手に負えないと思う者だけ、採用してみては」 「言うは易く行うは難し」の見本のような言葉だが、採用の本質を突いている。 実際、この採用方法は2つの点で実行が非常に難しい。 1.採用側が、「手に負えない人」を採りたがらない。 2.応募者側が、「ダメな会社に入りたくない」と思い、入社してくれない。 特に、1はまだいいとしても、2は致命的で、下の記事に書いたとおり、良い人は良い会社にしか、興味が無い。 採用できるのは、自分たちと同じレベルの人のみ 企業が応募者を見る以上に、求職者や学生は企業をよく見ている。自分の生活の時間の殆どを預けることになるのだから、当然だ。そして、彼らは「そこに務めている人
採用活動をしていると、たまに面白い応募者に合うことができる。 といっても、面接でこちらから聞きたいことに関しては、面接官によって差異が出るとあまり良くないという理由から、統一しているので、そこで「かなり面白い返答」というのはあまり聞くことはできない。言うなれば、こちらから聞く質問というのは単なる足切りのために使っている質問であり、それほど重要ではないのである。 その代わり本当に重要なのは、「応募者から出てくる質問」である。失礼とは思うが、応募者から出てくる質問のレベルによって、「この人がどの程度の能力なのか」ということは結構把握できるように思う。 例えば、よくある質問は「残業時間はどの程度ですか」であるとか、「平均年齢はどの程度なのですか」という質問である。 この質問はあまりうまくない。もちろん正確に答えるが、残業時間や平均年齢の情報は私達が聞かれてもあまり嬉しくはない質問である。端的に言
エンジニア採用が 重要!重要!! と言われる昨今、どの会社も採用活動に励んでいるかと思います。 私自身も面接官として日々面接をしているのですが、ふと思いました。 あれ?自分は面接官としてちゃんとできているのかな? 最高のメンバーと働くために、企業の顔になる面接官はとても大事。 そして、合否も出しているというから面接官はめちゃくちゃ大事。 応募者が全力を出せるかどうかも面接官次第。 自分はしっかり向き合えているのだろうか。 エンジニア面接官という重要なものが、軽視されているのではないか? エンジニア面接官のスキルを体得する機会は、少ないのではないか? 面接官のレベルアップはどうやってしていけばいいのだろうか? このままでいいんだっけ?自分よ。エンジニア面接官たちよ。 私が面接官になって今に至るまで 悩んだら誰とディスカッションするのか ということで「エンジニア面接官」コミュニティを作った 想
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