「霞が関省庁再編」に戦々恐々…! 岸田政権を支えた「開成の嶋田」が去って、経産省が失いかねない「権力の源泉」の正体 開成OBが引き合わせた「岸田と嶋田」 「嶋田先輩が官邸中枢にいたお陰で、エネルギー政策も産業政策も思うようにやらせてもらえた」 経済産業省の飯田祐二事務次官(1988年旧通商産業省)周辺筋は、岸田文雄政権時代の3年間を感慨深げに振り返る。実際、首相筆頭秘書官を務めた嶋田隆・元事務次官(1982年同)の「活躍」で経産省は省益を拡大できた。 長年の懸案だった東京電力福島第一原発事故後の「呪縛」が解かれ、原発復権に道筋を付けられた。「グリーントランスフォーメーション(経済の脱炭素化)」や「経済安全保障」を口実に財務省から多額の「軍資金(予算)」も分捕れた。 嶋田氏は岸田氏と開成高校同窓だが、2人を引き合わせたのはやはり開成OBの故・香川俊介元財務事務次官(1979年旧大蔵省)だった