民主党の細野豪志幹事長が、「原発事故で死亡者はいない」という発言をした自民党の高市早苗政調会長への攻勢を強めている。こうしたなか、民主党政権時代に、政府を代表して国際会議で演説した副大臣が、「原発事故による直接の死者はいない」と発言していたことが分かった。これは“お家芸”のブーメランにならないか。 「謝罪、撤回で済む問題ではない。高市氏は復興やエネルギー政策に関与するのは適切ではない」 細野氏は20日、高市氏の「死者ゼロ」発言撤回を受けてこう語り、高市氏に辞任を求めた。 夕刊フジ「風雲永田町」(21日発行)によると、細野氏は20日朝、都内で行った講演でも「発言は圧倒的に間違っている。(福島第1原発事故を受けて住民を強制退避させる際に)搬送の最中に無くなった人、お年寄りのストレス死などは原発関連死といえる。災害関連死は3月までに福島で1383人に達する」などと語っていたという。 しか