骨の破壊見えた=骨粗しょう症治療に期待−大阪大 骨の破壊見えた=骨粗しょう症治療に期待−大阪大 生きたマウスの体内で骨が破壊される様子を観察することに、大阪大免疫学フロンティア研究センターの石井優教授らの研究グループが世界で初めて成功した。従来は薄く切り出した骨を顕微鏡で観察するしかなく、骨粗しょう症の治療薬開発に役立つと期待される。米科学誌電子版で17日発表した。 骨粗しょう症や関節リウマチなどの病気では、骨を作る骨芽細胞と、酸を出して骨を溶かす破骨細胞のバランスが崩れ、破骨細胞が集まって骨が異常に壊れていく。研究グループは体内の奥深くを高い解像度で見ることができる特殊な顕微鏡を使用。破骨細胞が酸を出す部分を解析した。(2013/01/17-02:54)