イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還したイラク北部の町アルバシールで、建物の屋根にイラク国旗を取り付けるクルド人とシーア派トルクメン人の治安部隊員ら(2016年5月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/Marwan IBRAHIM 【5月12日 AFP】イラク政府の報道官は11日、同国でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が実効支配している地域が40%から14%にまで縮小したと明らかにした。 ISは2014年6月にイラクで大規模な攻撃を開始。広範な地域を掌握し、一時は首都バグダッド(Baghdad)をうかがう勢いを見せていた。 しかし、政府側はイランの後押しを受けたシーア派民兵や米国主導の有志連合に支援されながら反撃に乗り出し、ティクリート(Tikrit)やラマディ(Ramadi)などの主要都市を奪還。2年近く前にISが「カリフ制国家」を宣言した支配地域は1年で着実に縮小した