大手酒類メーカー・本坊酒造傘下のマルス信州蒸溜所(長野県)は、一部銘柄で「ブレンデッドジャパニーズウイスキー」と表記していたが、現在は「ブレンデッドウイスキー」に改めた。同蒸溜所の竹平考輝ブレンダーは「輸入原酒も使ってブレンドしてあるものについては、消費者が混同しないようにした」と話す。 後発・新参メーカーにとっては「品質を向上させ、販売量を確保するため」(肥土氏)に海外産の原酒を使っているのが実態だ。 9割は混ぜ物で大丈夫? また、原産地以前に、酒税法の定義自体を疑問視する声もある。同法では、サトウキビの搾りかすなどを原料にした醸造(ブレンド用)アルコールやウオツカなどのスピリッツの混和が9割まで認められている。 実際、イオンのプライベートブランド・トップバリュの「ウイスキー」、オエノングループ子会社の「香薫(こうくん)」や宝酒造の「凜(りん)」は、原材料欄にスピリッツやブレンド用アルコ
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