新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出自粛などを繰り返し呼びかけた北海道の鈴木知事。2月ごろからテレビで流れた記者会見の映像で、鈴木知事の背後に書かれている「ウポポイ」ということばに「何のことだろう?」と気になった人もいるのではないでしょうか。「ウポポイ」は、実は北海道にできた大切な施設の愛称。アイヌ文化の発信や、観光を盛り上げる意味で地元の期待も大きいんです。苫小牧支局の中尾絢一記者、教えてください! ※4月24日のオープンは延期されています。 ウポポイは、アイヌ文化を復興・発展させるための国立施設です。正式には「民族共生象徴空間」といいます。政府が北海道白老町に約200億円をかけて整備しました。森や湖など豊かな自然が広がる約10ヘクタールの広大な敷地の中に、アイヌ民族博物館、古式舞踊が披露される体験交流ホール、伝統家屋「チセ」を再現した集落「コタン」などがあります。愛称のウポポイ
シリーズ「コロナに負けるな!中小企業」。今回は、創業100年を超える2つの老舗企業を紹介します。新型コロナウイルスの影響で伝統的な産業を取り巻く環境が大きく変わるなか、新しい時代のビジネスはどうあるべきか。悩みながらも前を向いて進もうとする経営者に話を聞きました。(松江放送局記者 三井 蕉子・神戸放送局記者 大畠 舜) 世界遺産の石見銀山遺跡がある島根県大田市。そこに120年以上続く老舗の酒造会社があります。従業員は8人。4代目の浅野浩司代表(58)は地元で栽培された酒米や山麓から湧き出る水にこだわり、昔ながらの方法で酒づくりにあたっています。主力の商品はフルーティーですっきりした口当たりの日本酒ですが、スパークリングの日本酒やバラを使ったリキュールなど新商品の開発にも力を入れています。4年前からは中国にも輸出しています。 しかし、新型コロナウイルスの影響で日本酒の販売環境が一変。取引先の
福井民俗の会会長の金田久璋(ひさあき)さん(76)=福井県美浜町=が同町を中心に信仰されている「狐(きつね)の玉」の論文をまとめた。狐の玉はキツネの毛玉のこと。全国に「稲荷」信仰はあるが、狐の玉を祭ることは珍しい。金田さんは「狐の玉は美浜の信仰心の厚さを表している」と話す。論文はキツネを神の使いとする伏見稲荷(京都)が来年三月発行する機関誌「朱(あけ)」にも掲載される予定。 キツネは古くから「神の使い」だった一方、人の精神に取りつく「狐つき」や悪獣の面もあるとされてきた。嶺南地域では少なくとも明治時代から信仰の対象になったとみられる。 金田さんが狐の玉を知ったのは約四十年前。町の信仰を調べる中で、阿弥陀寺(美浜町丹生)で当時住職だった大久保松堂さんから紹介された。しばらくそのままにしていたが町史の編さんを通して他にも狐の玉があることを知り、昨夏から本格的に研究に取り組んだ。論文では美浜町の
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