「漫画アクション」(双葉社)で連載中の「古代戦士ハニワット」が話題だ。入れ替わりが激しい連載漫画の世界で一度打ち切りを宣告されながら、埴輪(はにわ)や土偶をモチーフとするキャラクターが登場するなど、独特の内容を楽しむファンからの熱烈な支援を受け、奇跡の続行が決まった。作者の武富健治さん(51)に、作品への思いを聞いた。【菊池陽南子】 2018年に連載がスタートした作品では、突如現れた謎の怪物「ドグーン」と「ハニワット」との戦いが描かれる。単行本4巻までは長野を舞台とした第1部を展開。群馬と山形を舞台とする第2部は当初、5~10巻で描く予定だったが、売れ行きの不振が続き、武富さんは21年5月、双葉社から9巻までに短縮して打ち切るよう宣告された。