写真はカメラ、スマホ任せでシャッターボタンを押すだけできれいに撮れる世の中になりました。しかし、それで本当に自分の表現したい写真を撮れているのでしょうか? 写真家の大村祐里子さんは、『「光」をよく知ること、「光」を読むこと、そして「光」を作ることで写真が変わる』と言います。カメラ任せではなく、自分の目で被写体をよく見て、そこから表現したい光を作っていくことがプロの技なのです。 この連載では、シェフに扮した大村祐里子さんが、料理をするのではなく、撮影テクニックとしての露出のレシピを公開していきます。 >この連載の他の記事はこちら 「露出レシピ」もいよいよ最終回です。これまでの記事では、少し難しい数値のお話もしてきました。もしかすると、それをご覧になって「露出計を使いこなすのは大変だな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、露出計は撮影を難しくするために存在しているのではありませ