デジタル放送波を活用して新聞、雑誌等の紙メディアを配信するプロジェクトを推進する「AMIOフォーラム」は,2009年12月14日に第2回の総会を開催した。この中で,近くコンテンツフォーマット共同研究プロジェクトを発足させる方向で作業が進んでいることが報告された。 今回の総会では,実証実験の実施主体の代表としてネクストウェーブが,コンテンツ・フォーマットの検討状況を報告した。まず通信・放送の両対応である端末が急増していることなどから,放送波による新聞・雑誌配信プロジェクトとしても通信・放送フォーマットの共通化による統合型配信が理想とした。この中間フォーマットとして機能する共通化したフォーマットは,「フォーマットは共通化しながら,多彩な表現を実現すること」が求められる。 そこで,基本的な考え方として,「ソース」と「ビュー」からなるコンテンツ・パッケージを提案する。ソースとは情報本体部分であり,