長野市公共交通活性化・再生協議会(会長・酒井登副市長)は20日、市役所で開いた。市内バス路線の料金支払いの効率化に向け、来年10月に導入を予定しているICカードシステムのカードの名称を「くるる」に決めた。システムの本格運用を控え、「長野バスICカードセンター」(仮称)を同市問御所町の複合施設「TOiGO(トイーゴ)」内に同9月に設置する。 同システムは、あらかじめ入金したカードをバス乗降時に機器にかざし、料金を支払う仕組み。この日示した運用方針によると、カードは、個人名を入れる記名式と、入れない無記名式の2種類とし、同協議会が発行する。利用者は保証金500円を支払って受け取る。保証金は、解約時にカードと引き換えで払い戻される。 記名式は、ICカードセンターとバス事業者が指定する市内の事業所で発行し、無記名式はこの他にバス車内でも発行する。入金は千円単位で2万円が上限。入金機は同センターをは