オイスターが美味しくないといわれる、月の名前に「r」がつかない５月（May）から８月（August）に突入して数週間が過ぎた先週末、ロンドンのある魚屋さんでクマモト・オイスターを発見！ 思わず買ってしまいました。 クマモト・オイスターといっても、実は熊本県産ではありません。これを聞いて、なーんだ、とがっかりしないでくださいね。店頭に並んでいたクマモト・オイスター（クマモトではなくクモモトと表記されているのはご愛嬌ということで…）は、エセックスから運ばれてきたとのこと。じゃあなんでクマモトなのかというと、クマモト・オイスターとは、戦後、アメリカでオイスターが不足した際、熊本から種牡蠣が輸出されて現地で人気を博し、「クマモト・オイスター」としてブランド化したもの。高級牡蠣として広まり、いまや英国でも養殖されているようです（一方の熊本県では、数十年前に養殖が途絶えていたのですが、近年、再び養殖さ

日本海に向け海辺の町までドライブ。初夏の陽気に誘われて、というのは建て前。活ホタテの購入が最大のミッションです。ホタテはもちろん晩酌の肴となります。車で片道約2時間。疲れなんて気になりません。旨いもののためならどこまでも。肴を買い求めにわざわざ出かける、そんな遊び心が晩酌をよりおもしろくするのです。 食材調達をとことん楽しむ向かった先は北海道小平町の臼谷漁港。ホタテやタコの水揚げが盛んです。漁港内には漁師たちの直売店が軒を連ね、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が並ぶグルメスポットとして遠方から客が集まります。さっそくホタテを買いに向かいます。 左上：臼谷漁港の様子　右上：養殖ホタテの水揚げ　下：直売所店頭の生けす 貝はみんなとれたて、新鮮そのものですからどれが美味しいとかそうでないとか吟味は不要です。値段の違いはサイズの差です。今回は10個ほど購入しました。さあ、帰宅したらさっそく調理です

勝浦市の「勝浦港カツオまつり」が６月４日、勝浦漁港近くの 墨名 （ とな ） 市営駐車場で開かれる。昨年は不漁などのため中止になり、当面再開できないとみられていたが、「カツオの町」に欠かせない初夏の行事として市が復活を決めた。 カツオまつりは２００１年に始まり、丸ごと１匹の格安直売が人気となった。しかし、日本有数のカツオ水揚げ港に変わりないものの、まつりへ向けた確保量が多い年の６０００匹から一昨年は１０００匹に。特に持ち帰りに手頃な３～４キロをそろえることが難題になり、昨年は中止された。 今年は、定着した「カツオの町」のイメージを守りたいと、市が確保の前面に立つことで漁業関係者も開催に応じた。当日は午前９時から販売を開始する。 市側は「カツオ確保に全力を挙げる。勝浦のブランドを守りたい」として、２年ぶりの復活に万全の態勢で臨む方針だ。

あの人は今、どう受け止めているだろう。オバマ米大統領の広島訪問が近づくなか、作家の塩野七生さんの考えを聞きたくなった。ローマの自宅に電話したずねると、「日本が謝罪を求めないのは大変に良い」という答えが返ってきた。塩野さんが思う、米大統領の広島訪問の迎え方、とは。 ――オバマ大統領が被爆地・広島を訪問することを知ったとき、まず、どう感じましたか。 「知ったのは、ローマの自宅でテレビを見ていた時です。画面の下を流れるテロップでのニュースだったけれど、それを目にしたとたんに、久方ぶりに日本外交にとってのうれしいニュースだと思いました」 「特に、日本側が『謝罪を求めない』といっているのが、大変に良い」 ――どうしてですか。 「謝罪を求めず、無言で静かに迎える方が、謝罪を声高に求めるよりも、断じて品位の高さを強く印象づけることになるのです」 「『米国大統領の広島訪問』だけなら、野球でいえばヒットにす

さいたま市南区の別所沼公園で昨年１１月に「浦和うなこちゃん」の石像（高さ約３０センチ、重さ約１８キロ）が何者かに持ち去られた事件で、ダイバー４人が２４日、別所沼の水中を約３時間捜索したが、石像は見つからなかった。 市内のうなぎ専門店でつくる「浦和のうなぎを育てる会」会長代行の大森好晴さん（７４）は「本当に残念。盗んだ人がいたら、どこかへ置くだけでいいので、返してほしい」と語った。 ダイバーによる捜索は「石像は重く、持ち運びにくいことから、沼に捨てられたのではないか」と大森さんが発案。市内会社のダイバー４人が協力して、約２メートルの熊手を使って胸まで浸かりながら、台座近くの岸沿いをさらった。 うなこちゃんは市の観光大使で同会のＰＲキャラクター。「アンパンマン」作者の漫画家、やなせたかしさんがデザインした。

南蛮漬けとは、魚などを油で揚げて唐辛子やネギとともに甘酢に漬けたものです。東南アジアを経由して渡来したポルトガルやオランダの調理法で、外国から入ってきた新しい料理という意味です。この時季よく見かける小アジを南蛮漬けにしました。体長１０センチ以下のなるべく小さな、いわゆる豆アジの方が柔らかく骨まで食べられるし、食味もいいかもしれません。１週間ほどなら日持ちもするので、多めに作って冷蔵庫に入れて置けば、晩酌にはもってこいのつまみとして、サッパリと美味しくいただけます。ビールはもちろん、日本酒、焼酎、それに白ワインにも相性は抜群です。ぜひお試しいただきたいレシピです。（速水裕樹） 【材料】 小アジ…１０尾 小麦粉…適量 タマネギ…１／２個 ニンジン…１／２本 ピーマン…１個 唐辛子…１本 昆布とカツオのだし…２００ｃｃ 米酢…１５０ｃｃ 醤油…大さじ３ みりん…大さじ２ 酒…大さじ２ ざらめ砂糖

短文投稿サイトのツイッターは２３日、１４０字の字数制限を緩和すると発表した。今後数カ月の間に仕様を変更するという。これまで臆測があったような大幅な文字数拡大ではないが、まずは利用者の反応を見る面もありそうだ。 今回の変更は、①だれかのツイートに返信する際、冒頭に表示されていた「＠ユーザー名」が文字数に含まれなくなる、②写真や動画、引用などをツイートした場合に数えられていた２４文字がなくなり、その分書き込める文字数が増える、という２点。 また、自分のツイートにも「リツイート」ボタンがつき、簡単にリツイートできるようになるほか、特定の相手に向けてツイートした内容が、自動的に自分のフォロワーにも表示されるようになる。 ジャック・ドーシー最高経営責任者はこれまでも、「１４０字にこだわっているわけではない」と、１万字以上の長文を書いた写真を自身のツイッターで見せたこともあった。ただ、長文の投稿が並ぶ

大阪府警は２４日、客への提供が禁じられているトラフグの肝臓を店で出したとして、フグ料理店「大阪とらふぐの会」（本店・大阪市天王寺区）を経営する沢原将人容疑者（４２）＝同区堀越町＝と店長、従業員ら計８人を食品衛生法違反の疑いで逮捕し、発表した。いずれも提供を認める一方で、沢原容疑者は「指示していない」と否認しているという。 生活環境課によると、沢原容疑者らは３月、４店で計８人にコース料理の中でトラフグの肝臓を出した疑いがある。健康被害は確認されていないという。４店は肝の刺し身を出したとして府警から捜索され、同府と大阪市から営業停止処分を受けた後、営業を再開していた。同店はインターネット上に所在地などを載せない会員制で、芸能人らが訪れていた。また、沢原容疑者らはフグの毒性などについての「勉強会」を開いていたという。

黒潮が流れ込む相模湾は、ゆたかな海の幸に恵まれている。そんな漁場に面した小田原駅近くに、寿司の名店がある。 グルメ口コミサイトの上位にもランクインするその店は、「高級店」というよりは相模湾の幸を活かした「地魚の寿司」が売りだ。 ■小田原駅の目の前にある天史朗寿司 小田原駅西口を出てすぐのところにある『天史朗寿司』は、看板でも「地魚」をうたっている。名物の「地魚鮨」は2,200円。早川港に水揚げされた魚介を店主が毎朝仕入れているため、季節や漁によってネタが大きく変わる。 ■生シラス、石鯛、アジなど新鮮なネタ しらべぇ取材班が訪れた日は、鮮度が命の生シラス、夏に向けて脂が乗ってくるアジ、酢じめしなくてもいける朝獲れのサバなどに加えて、寿司ではあまり見かけない石鯛などもセットの中に。 光り物の輝き方を見ても、ネタの鮮度が感じられる。 シャリは、赤酢をふくめた3種類の酢をブレンドし、ツンと酢が立ち

英国政権は河川でのヤツメウナギの氾濫に警鐘を鳴らしている。ヤツメウナギは鋭い歯と強力な吸盤を持っており、相手の血を吸う吸血鬼魚として恐れられている。 ヤツメウナギは腹をすかすとヒトを襲うこともあるため、楽しいはずの川遊びも一転してホラーになってしまう恐れがある。ミラー紙が報じた。 英国内で今、ヤツメウナギが異常氾濫しているのはグレート・ウーズ川、トレント川、ダーウゼント川、ウィール川。ヤツメウナギは英国では保護対象魚に指定されているため、非常に近い将来にホラー映画さながらの事態になることも十分にありうる。 専門家らは、ヤツメウナギの異常繁殖の理由について英国政権が河川の水質改善に注いだ尽力がただではすまず、こうした結果を招いたとの見方を示している。水質は改善されたかもしれないが、これでは川辺でのレジャーは楽しむことができない。 ヤツメウナギをお知りになりたい方はカナダの「ディスカバリー」チ

アマモは浅い海の底に生える植物で、魚介類の産卵や稚魚の成育場所になることから、「海のゆりかご」とも呼ばれる。地元漁業者らでつくる市漁場環境保全会が、市民有志や小学生に苗の育成に協力してもらい、二〇一〇年から海底移植を続けている。 この日は、昨年十一月に同小の六年生十四人がポットに種をまき、水槽の中で育ててきたアマモの苗約三十株を、児童代表二人が潜水作業員に手渡した。作業員は約二十メートル沖合の海に潜り、深さ約二メートルの海底に苗を植えた。

【ニューヨーク共同】週明け１９日のニューヨーク株式市場のダウ工業株３０種平均は反落し、前週末からの下げ幅が一時、１５０ドルを超えた。午前１０時現在は前週末比１０６・９１ドル安の２...続きを読む

TOYOTA SOCIAL FES!!2019　6月23日大洗サンビーチで清掃とクラフトづくりを行います。

住宅企画・設計のワールドルームブリス（WRB、広島県福山市）は屋根に設置した太陽光発電パネルと架台との間で暖められた空気を、暖房の熱源に活用するシステムを開発した。気象条件にもよるが、冬季の場合で外気温がセ氏10度程度であれば室内を20度前後に維持できる。電気やガスの空調設備の運用コスト削減に大きくつながる。年内の製品化を目指す。 開発したシステム「ZEH」は太陽光発電パネルと、パネルを支えるた…

【台北＝向井ゆう子】台湾で発足した民進党の 蔡英文 （ ツァイインウェン ） 政権で、行政院（内閣）報道官は２４日の記者会見で、日本の沖ノ鳥島について「法律上、特定の立場をとらない」と述べた。 国民党の 馬英九 （ マーインジウ ） ・前政権による「排他的経済水域（ＥＥＺ）を設定できない岩」だとの主張を事実上、撤回したものだ。 沖ノ鳥島を巡っては、４月、ＥＥＺ内で操業していた台湾漁船を日本の海上保安庁が 拿捕 （ だほ ） 。馬政権は、「岩でありＥＥＺは設定できず、日本は国際法違反だ」と、それまで曖昧にしてきた態度を先鋭化させた。 一方、対日重視の姿勢を取る蔡氏は、政権発足前の今月、自民党議員らと会談した際、早期収束を目指す立場で一致していた。

日本有数のツツジの群生地として知られる宮城県気仙沼市５０万本 徳仙丈山 （ とくせんじょうさん ） （約７１０メートル）でツツジが見頃を迎え、２４日もカメラを持った登山客でにぎわった。 月末頃まで楽しめる。 ヤマツツジなど約５０万本が山肌を赤く染め上げ、山頂からは東日本大震災の復興事業が進む市街地や入り組んだ海岸線を見渡すことができる。 津波で自宅が全壊し、復旧した農地で枝豆を栽培しているという市内の７１歳男性は「海の青とツツジの赤の対比が美しい。前向きな気持ちになれますね」と話していた。

今年３月に鹿児島県薩摩川内市沖の下甑島（しもこしきじま）でアシカのような動物が目撃され、写真を分析したかごしま水族館が、「アシカに間違いない」と発表した。野生のアシカなら珍しい目撃例だ。東太平洋に生息するカリフォルニアアシカなどのほか、絶滅したとされているニホンアシカの可能性もあるという。 アシカと見られる動物は、３月１５～１６日、薩摩川内市下甑町手打の釣掛崎と呼ばれる下甑島南部の岬付近で、複数の地元漁師によって目撃された。１７日朝には同島の漁師浜田敏宏さん（５１）が写真の撮影に成功。漁船で１０メートル程度まで近寄ったところ、「ウォ、ウォ」と威嚇するようにほえ、海に飛び込んだという。浜田さんは「体長２メートルくらいはあったんじゃないか。けんかしたら多分負けると思う」と話した。 浜田さんは１８日、かごしま水族館に「オットセイがいる」と連絡。画像を確認した同水族館は、日本近海にいないはずのアシ

宿毛湾の旬の味覚・キビナゴを全国に届ける「きびなごゆうパック」の発送が２４日、宿毛市片島のすくも湾漁協で始まった。不漁と悪天候で出漁できない日が重なり、当初の予定より２週間遅れの初出荷となった。 この日は、大月町の宿毛湾で夜明け前に漁獲された１０～１２センチのキビナゴが同漁協中央市場に水揚げされ、同漁協宿毛地区女性部のメンバーら約２０人が、手際よく発泡スチロールの箱に氷詰めにした。 キビナゴ漁は四国と九州で盛んで、古里の味を懐かしむ京阪神や関東方面などの宿毛出身者らから、すでに４０００件近い予約が寄せられているという。 今年の出荷目標は昨年（６２１７箱）を上回る６３００箱で、この日は６７９箱を発送。同漁協流通加工課の桜本雅文課長は「ようやく出荷できてホッとしている。これからは良質なキビナゴが順調にお届けできると思う」と話していた。 きびなごゆうパックは、１.３キロ入り、２５００円（送料、税

約３万年前に人類が台湾から沖縄に渡った航海を再現実験する国立科学博物館の研究者らのチームが、沖縄・与那国島での準備を始めた。７月予定の航海に向け、今月１７～１８日、実験で使う草舟の材料として、与那国島に自生する草のヒメガマを刈った。作業には地元の中学生も加わり、盛り上がりを見せている。 再現実験は与那国島から沖縄・西表島へ向かう７５キロで行う。舟自体は７月から製作するが、草を乾燥させるため早めの準備が必要だ。１８日までの２日間、東京などからのチームメンバーのほか、ボランティアの地元中学生など計１８人が参加したという。 草舟はヒメガマの茎を束ねて、ツル性のトウツルモドキで巻いて縛る。３万年前を再現するため、割れた貝でもヒメガマを刈れることは確認している。だが、今回はカマを使って一気に刈り取った。 チームの代表、国立科学博物館… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけ

◇住友化学の子会社　水温保ち早期生育 別子温泉の温泉水を使ってトラフグを養殖する計画が、新居浜市の別子銅山跡で進められている。同市では郷土料理として「ふぐざく」が食べられるなど、フグとの縁は浅くない。全国に知られる別子銅山のネームバリューも生かし、「将来は愛媛のブランド魚として売り出せれば」と関係者は期待を膨らませている。（山本啓二） 手掛けるのは、住友化学の子会社で、廃棄物のリサイクルや処理などを行っている「イージーエス」（新居浜市）。一昨年夏に管理職らによるプロジェクトチームをつくり、事業の拡大と地元貢献について検討。別子温泉を利用できるトラフグ養殖に着目した。 トラフグの温泉養殖は、栃木県の水産養殖会社がノウハウを開発。同社によると北海道や山形、新潟両県など計１０か所で、ＮＰＯ法人や建設会社などが取り組んでいるという。 イージーエスは、観光施設・マイントピア別子の敷地内に鉄骨平屋のプ