今日でもそうですが、言論の自由が無い国々での商売は難しいものです。特に、その国が無視できないほどのパワーを持っているなら、尚の事。今の中国とかが典型ですね。 で、そうした国相手に商売するジャンルで特に神経を使うのが映像産業。そう、ハリウッドですね。昔はナチス、今は中国相手に苦闘していますが、最近になって、そのナチスとハリウッドの関係を研究した書物がアメリカで刊行され、話題を集めています。 その名もずばり、コラボレーション題名からして挑発的です。何しろ「コラボレーション」というのですからね。しかし、売らんかなというセンセーションに陥ってはいないようで、本書を取りあげている報道機関は、概ね好意的な書評です。 例えば、英国のガーディアン紙などでは、次のような論調でした。 ナチス・ドイツは映画が好きだった。指導者となると尚更だった。第三帝国の総統を務めたヒトラーは、毎夜映画をみていたほどだ。家に人