早稲田大学が11月2日、小保方晴子氏の博士取り消しを確定したと発表しました。1年間の論文再提出猶予など大学側も異例の配慮をしたにも関わらず、審査の基準に達するものが提出されなかったことを理由に挙げました。 大学側の説明は考え方も手続きも明快なのですが、結果的に、早大はむしろ教育機関としての信頼を回復するチャンスを遠ざけた気がしてなりません。 それは一体どういうことか。今回は小保方問題に関する早大の一連の対応について考えてみたいと思います。 ネット動画はアイデアの宝庫、それでは今週もいってみましょう。 博士取り消し確定 小保方氏が早稲田大学に提出していた博士論文には、文章や画像に盗用の疑いがあり、調査の結果、複数の不正が認められました。しかし2014年7月の調査委員会の報告では、学位取り消しの規定には当てはまらないとし(こちら)、大学側もこれを受け止める発表をしました。 これに対して、早大は
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