東京都知事選挙を終えて : Paris 10ème

2014年の東京都知事選挙が、過去最下位３位の投票率という結果になった。関東地方の大雪で、投票者の出足が鈍ったことも原因であろう。しかし、現代の経済大国を誇る国の中で、日本人ほど政治に無関心な国民は、おそらくいないだろう。市民一人一人が、自分たちの将来を本気で思うのであれば、その一票を反映しないわけにはいかない。政治家が、明日を切り開いてくれるなんて、夢にも思っていないことを望むが、日本人は他力本願すぎる悪い癖が、未だに抜けきれないようだ。 現在、日本は深刻な問題を多々、抱えているが、とりわけ、原発問題の対処が最優先である。 今回、「東京の福祉、防災、経済を世界一にする」と語った舛添氏であるが、ル・モンド誌のウェブ情報でも、トップ記事扱いはなかった。フランス時間午後3時43分に投票結果を通知する記事以外は、フランスでも欧米、欧州間との政治枠のほうに頁をさいていた。 http://www.l

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