私の知ったこと : 小谷野敦の言う「大仰文体」ってすばらしいと思うんだけど - livedoor Blog（ブログ）

小谷野敦氏がよくブログで「大仰文体」といって平野啓一郎「日蝕」やそれを真似た古川日出男の「アラビアの夜の種族」や、森見登美彦などに文句を言っている。 言ってる意味は不明確で、装飾的な文章が単に嫌いというだけなのか、自分の語彙が少ないから豊かな語彙を操る作家を嫉妬しているのか、レイモンド・カーヴァーのような装飾を排した、味気ない文章がいいと思ってるだｋｒなのかよくわからない。理論的なものではなく、単なる小谷野氏らしい、感情的なものであるのだろう。 私は、装飾的な文章は好きだし、作品の雰囲気を出すために、あるいはその作品の内容による要求によって、文体が重厚になるのもいいと思う。むしろ、最近の作家に多い、語彙の少ない味気ない文章は能力を疑うところがある。桐野夏生の文章など平板で空疎だし、絲山秋子の文章などファンも認めてるほどスカスカである。 豊かな語彙を操って、優れた効果を生み出す作家の技量を軽