新社会人よ、「一芸あるオトナ」を目指そう！ (3ページ目)：日経ビジネスオンライン

私の師の言葉を思い出しました。曰く「専門家になるのではなく、球体のような、全人格的人間となりなさい」と。かつて明治以前に「学問」といえば人格の向上を指しているのが常識だったかもしれません。如何なる志を打ち立てるかという、精神の根本を素養するのが「小学」の時期であり、「大学」は現実に発展させる為の段階という事のはずでしたが、この根本の精神を学ぶ所が全く教育過程に存在していない。「志」が意思を導き、思考を導き、現実を創造する根本になる。志は小学生でも立てられる。私利私欲におぼれず、公に殉ずるという精神を身に付けるのは、早ければ早いほうがよい。遅くても死ぬ前でもいつでも気付いた時に、自分の命を何に遣うかを打ち立てられれば、本質的に人間らしい生き方に立ち戻り、心の底からの癒しが出来たことになるのではないかと思います。（じゃこうねずみ）(2010/04/20)

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伊東 乾の「常識の源流探訪」 新社会人よ、「一芸あるオトナ」を目指そう！

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「いつでも着目するのは素人目にはバカみたいに見える細部からでした。しかし本当に物事を変えてゆくためには、そこが決定的に重要な鍵なのです。」