林業の過去、現在、未来

花粉症の原因となるスギはなぜ植えられたのか 日本の林業は産業として成り立つのか という2点について多くの人が興味を持っているようなので、それについてまとめておく。 概要 日本の林業に関する現状は、戦後直後の状況に原因がある。これについてまず箇条書きで示す。 戦後直後には住宅は6000万人分程度を賄うほどしかなく、復興需要とその後のベビーブームに伴い絶対的な建築材不足が生じた。 敗戦直後は経済的にも沈滞し、輸入材を買えるほどの外貨はなかった。 住宅供給を求める声は中流や下流に多く、その圧倒的多数の世論を背景に住宅建設のための政策が推進された。 林業関係者は樹齢・樹種のバランスを取って伐採するべきと主張したが、世論は「成長の早いスギを植えれば問題ない」として急ペースでの伐採とスギ植林を進めた。 1950～1966年の期間に使える樹は伐りつくしてしまい、植林地域は樹齢15年以下の若木ばかりとなっ

[zeeko3]

戦後大量に植えられた樹木の収穫期が訪れており、日本の林業が活況を呈するのはまさにこれからということらしい。

[myrmecoleon]

花粉症もベビーブームの産物か（家つくりすぎて木切りすぎてスギ植えまくった弊害

[fhvbwx]

guldeen御大のコメント待ちとしたいが、補助金頼りの産業構造と需要を考えたらどう考えても終わってるとしか思えない。

[ryozo18]

"大量植樹されたものを計画的に伐採していく時期であり、40年間進歩の止まってしまった林業生産が息を吹き返せるよう、伐採から製材までを近代化し、コストと品質の両面で満足できる自立した林業を作る時期が来た"

[maeda_a]

「2010年代に入り、1950～1960年代に大量に植林された樹木が収穫期を迎えつつある」「林業生産が息を吹き返せるよう、伐採から製材までを近代化し、コストと品質の両面で満足できる自立した林業を作る時期が…」