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橘曙覧 - 読書で日暮らし
ろこのすけさんがブログ「読書百篇」に橘曙覧(たちばなのあけみ)という江戸時代の歌人について書かれ... ろこのすけさんがブログ「読書百篇」に橘曙覧(たちばなのあけみ)という江戸時代の歌人について書かれていた。「独楽吟」という五十首からなる連作歌にみる“興”の豊かさを語った文章が印象深い。 橘曙覧は、明治以降の新派の短歌に大きな影響を与えた越前福井の歌人で、ぼくは、折口信夫の論文で知った。『歌の話/歌の円寂する時』(岩波文庫)でも小論を読むことができる。先の「独楽吟」なのだが、これがすべて“楽しみは”から初めて“時”という言葉でおさめられた可笑しな連作歌なのであった。折口信夫の引用から、三句ほど抜き出してみる。 楽しみは、めづらしき書(ふみ)人に借り、はじめ一枚(ひら) ひろげたる時楽しみは、心に浮ぶはかなごと 思ひつゞけて、たばこ吸う時楽しみは、乏しきまゝに人集め、酒のめ ものを食へといふ時 橘曙覧は、大変な貧乏をしながらも、国学や歌の楽しみを捨てなかった人で、時々こんなおどけた歌をつく