数学の本質は抽象化「分ける・詰め込む・塗り分ける」

情報源として読むとAHA!の宝庫だが、ぜんぶ理解しようとするとレベル高すぎ。 目のつけどころが面白い。ケーキの切り分け、靴紐の幾何学、箱に缶詰をぎっしり詰める、チェスの千日手（Threefold repetition）など、一見、数学とは無関係の切り口から位相学、整数論、多面体定理の応用まで幅広く紹介する。逆に、実社会とは無関係に見える理論が、現場の作業手順を極限まで効率化している実例もある。 たとえば、地図の塗り分け。なんだ四色問題かとみくびるなかれ。本書では地球と月の両方にまたがる「帝国」を想定した四色問題で、かなりの難題。「地球」「月」「帝国」「塗り分け」といった概念を抽象化し、シンプルなモデルにする。これが素晴らしい。数学的思考はこの抽象化ができる/できないにあるのだな、と感心する。 現実の問題はさまざまにデコレーションされており、その本質は埋もれて見えないのが普通。このデコレーシ

[showgotch]

数学的思考法であると共に技術的セレンディピティに溢れてる事例だなぁ

[heis101]

いい本のような気がする。数学というケーキの食べ方ばかり教わって飽き飽きしてる人が、ケーキの作り方を教わってハッピーになれるというような、そんな感じの本のような気がする。

[pho]

これも面白そう

[hirose504]

ケーキの切り分け、靴紐の幾何学、箱に缶詰をぎっしり詰める、チェスの千日手（Threefold repetition）など、一見、数学とは無関係の切り口から位相学、整数論、多面体定理の応用まで幅広く紹介

[coinlocker]

「四色問題」と「半導体基盤のショート検査」、「フェルマの小定理」と「トランプのシャッフル」、「オイラーの多面体定理」と「二つの泡がくっついたときの形状」。買う本行き。

[chiqashi]

イアン・スチュワートの「現代数学の考え方」読んで数学科行こうと決めたのを思い出した。