記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています

- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
ゆるふわ読書でも人生に根を張るモンテーニュ「エセー」
「死ぬまでに読みたい」シリーズ。 今回はモンテーニュ爺の「エセー」。ボリュームある岩波6巻や白水3巻... 「死ぬまでに読みたい」シリーズ。 今回はモンテーニュ爺の「エセー」。ボリュームある岩波6巻や白水3巻に挑戦する前に、みすずの抄訳で試す。「後悔について」「われわれはなにも純粋には味わわない」など、長短織り交ぜた11章が抜き出された一巻本で、爺さんのゆっくりした思考をたどり、自分もゆるゆる考えるのに、この短さはちょうどいい。長いと、つい、ざくざく読みたくなるからね。 モン爺さんの考えは、流行りのJ-POPに似ている。「ありのままのアナタでいい」とか、「変わらぬ毎日を大切に」といった風味で、権力志向や夢をかなえる努力とかは、人生の添え物にすぎないらしい。そして「エセー」において、自分を肯定し、普遍的な存在としての自己を描くことで、人生を耕していく姿を見せ付けてくれる。松岡正剛氏は方丈記ならぬ"長丈記"と評したが、もっと「己」が出ているので、むしろ"徒然草"的に見える。故事逸話から古典のコメンテ
2010/03/12 リンク