学校選択制は、「ダメな学校」を構造的に作り出す - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

(最近これを紹介することが多いですが、別に日経BPの回し者じゃありません)日経ビジネスオンラインで広田照幸氏のインタビュー記事が載っていて、私も前に本ブログ上で何回か書いたフリードマン信者大好きの教育バウチャー制について、教育専門家の立場から的確な批判を加えています。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080215/147257/ >バウチャー推進論者は、教育バウチャー制度によって「教育がよくなる」と連呼しているのですが、私には、どうも納得ができません。どうしてあんなにラフで楽観的に導入推進を主張できるのですかね。 >いま推進論者が提案している形のバウチャー制度を日本で実施したら、どうしてそれが毒薬にならず良薬になるのかについては、ほとんど説明されていないのです。「これさえ飲めばガンが治りますよ」という、怪しいセールストークを聞かさ

[BUNTEN]

私、経済学シンパですが、バウチャーには懐疑的です。そこんとこよろしく。m(_@_)m (たとえば、限界効用に著しい差がある下でのバウチャーは闇市場を作るので全体的な再分配強化の中で対応すべき、などの立場。)

[haruhiwai18]

"結果的に、公立学校への財政配分は低下…私学に食われてしまうから""いったん「不人気校」のラベルを貼られると、脱出が困難に""「ダメな学校」をいつも構造的に作り出すしくみ"　→"教育バウチャー制"への優れた批判

[namawakari]

市場競争化を主張するなら、その当該市場の構造を加味しないと絵にかいたモチになるだろうというのは、至極もっともな意見だと思う。

[kechack]

選抜の自由が保持されたままでは、バウチャーは私立に子どもを通わせたい教育熱心な富裕層への補助金にしかなりません。

[tienoti]

行動経済学だっけ？ 経済は感情が動かす学校選択バウチャー制

[sandayuu]

大阪市の未来ですね、わかります。

[geopolitics]

競争させればすべて解決するという意図的な欺瞞がある気がしないでもない。世の中だまされた方（B層）が悪いのではなく負けです。教育経済学や教育社会学を少しかじっておく必要がある。

[maangie]

最終段のエセ科学の件に、そうかもなー。と思いました。広田照幸。ミルトン・フリードマン。

[FUKAMACHI]

教育の機会不平等化というか……。

[maturi]

教育バウチャー

[makonabe]

でもすでに学校選択制の前に「ダメな学校」の序列化は存在しているし、そういう「ダメな学校」に学区がそうだからという理由だけで行かねばならないのも不公平。短期的に見ればガス抜き政策なのかな。

[udy]

非常に説得力を感じる反バウチャー論。

[sarabanda]

「一見すると、もっともな議論に見えますが、ここには『情報の不完全性』あるいは『情報アクセスの不完全性』という問題がするっと抜け落ちているように思います」

[morita_non]

教育バウチャーの有効性を信じる人らで特区作って実験してくれねーかな。

[ryokusai]

進学先の選択をできなくした学校群制度は公立校の全体的な地盤沈下を招いてなかつたつけか。／バウチャー導入すれば万事解決とも思はんけど。

[SeiSaguru]

難しくて理解しきれなかったけど、ひょっとしたら優等生がいるかぎり劣等生は必ず生まれてくるみたいな話なのかな…考える手段を持ったらまた考える。

[kurokawada]

カルトなケーザイガクシャとまともな経済学者を見分けるにも、まず訓練が必要。それほど楽なものではない。新書を２、３冊読めば身に付く類のものではない。多くの人はそこまで深く経済学に付き合っていられないし。