トルコ・アルメニア問題の背景にあるナブッコ: 極東ブログ

トルコとアルメニアの関係が改善の方向に向かうかに見えた、昨年10月の両国の国交樹立と、関係発展の合意文書の調印だが、その後、頓挫している。批准の見込みもない。これにナブッコの問題が関係しているようだ。 トルコとアルメニアの関係のもつれについて、トルコ側背景の一端については、先日「トルコが脱世俗国家へと変貌しつつあるようだ: 極東ブログ」（参照）でもふれたが、やっかいな「アルメニア人虐殺」（参照）問題がある。現状蒸し返しのようにも見えないことはない。アルメニア側も一度はトルコに歩み寄ったものの譲りがたい思いがあるようだ。批准についてもアルメニアから率先して行いたくはないとしている。 7日付けの"Radio Free Europe / Radio Liberty"というサイトでは、アルメニアのサルキシャン大統領は、「トルコとの歴史認識のすりあわせなどナンセンスだ」という見解を報じている（参照）

[Mikagura]

トルコの地政学的重要性は相変わらず半端無い。ロシアとしてはトルコを味方につけるか、敵の敵という立場に置いておくのがベターなんだろうけど、どうするんだか。

[arajin]

「ナブッコ・ガスパイプライン・プロジェクトは、カスピ海沿岸国の天然ガスをアゼルバイジャン、グルジア、トルコ経由で欧州に輸送するEU主導のエネルギー構想」「この供給ルートが完全にロシアを迂回することだ。」

[gogatsu26]

なぶっ娘

[kisa12012]

トルコ・アルメニア間の関係悪化とロシア迂回天然ガスパイプライン計画への影響

[PuHa]

EUがアルメニアとトルコの和解に熱心なのは地政学理由か。安全保障やら生存圏やらバランスオブパワー的な意味で。