琴奨菊、日本人大関不在に奮い立つ （産経新聞） - Yahoo!ニュース

今場所１２度目の勝ち名乗りを受けた。１２本の懸賞の束とともに手にしたのは、先場所取り逃がした悲願の大関の座だ。 相撲人生が懸かった大一番。「意識がないと言ったら嘘になるが、自分は重さがあると思っていった」と琴奨菊。立ち合い鋭く踏み込み、狙った通りの左差し。日馬富士の上体が浮き上がると一気に前へ。大関は完敗を悟ったのか、土俵を割る前から苦笑いしているように見えた。それほどの圧倒ぶりだった。 土俵を下りると目を閉じた。小学校３年の時から相撲を教えてくれた祖父、一男さんと、入門時の師匠である先代の佐渡ケ嶽親方（元横綱琴櫻）。今は亡き２人の恩人に無事に取り終えたお礼を伝えた。 「全然、実感が湧かない」という。だが、これで直近３場所の勝ち星は昇進の目安とされる計３３勝。中村審判副部長（元関脇富士桜）は「横綱にも勝っているし、これだけやれば誰も何も言わないのでは」。放駒理事長（元大関魁傑）も「か

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琴奨菊、日本人大関不在に奮い立つ