＜対シリア＞中国、欧米諸国など批判 安保理決議案 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

【北京・工藤哲】シリアのアサド政権に人権侵害・暴力の即時停止などを求める国連安全保障理事会の決議案に中国が拒否権を行使したことについて、中国外務省の劉為民報道局参事官は６日の定例会見で「採決の強行だ。安保理の結束や問題解決の役に立たない」と述べ、暗に賛成した欧米諸国などを批判した。 劉参事官は「シリア国民自身の利益に沿った変革を求める動きを尊重する」と従来の内政不干渉の立場を示した上で、「中国はどの国の保護者でもなく、反対もしない。ただ国民の衝突を激化させたり、問題を複雑にすべきではない」と述べ、事態の悪化には懸念を示した。 中国はチベット問題などを抱え、シリアと友好関係にあるイランとの関係維持にも努めている。６日付の共産党機関紙「人民日報」は「安保理が一人の国家指導者の退陣を迫ることは安保理の権限を超えており、国連憲章にも根拠がない」と指摘する識者の意見を伝えた。 【関連記事】

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＜対シリア＞中国、欧米諸国など批判　安保理決議案