三菱電機、定昇維持へ 労組側の要求容認へ （産経新聞） - Yahoo!ニュース

三菱電機は５日、平成２４年春闘で、賃金体系の維持を認める方向で最終調整に入った。例年通りに定期昇給を実施する見通しで、組合員平均では５千円前後となる見込み。工場向けの自動化設備など重電分野が好調で業績が比較的堅調なことから要求に応じられると判断した。同社の判断は、同じ総合電機メーカーの中でも、重電中心の日立製作所や東芝の交渉に影響を与える可能性がある。 三菱電機労働組合（神保政史中央執行委員長、組合員約２万８千人）は、今春闘で賃金改善（ベア）要求を３年連続で見送る一方、賃金体系の維持を求めた。 今春闘では経団連の経営側指針で「定昇の延期・凍結」の可能性に言及。円高やタイ洪水、韓国勢との競合激化もあり、経営環境が厳しい電機業界では賃金体系維持をめぐる攻防が最大の焦点となっている。 ただ、重電中心の企業は家電の苦戦をインフラ事業で補い、２４年３月期の最終利益が三菱電機で１千億円、日立も２

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三菱電機、定昇維持へ　労組側の要求容認へ