信長、秀吉も畏怖「戦う城」から「見せる城」へ…信長以前に独自発展か （産経新聞） - Yahoo!ニュース

堂々とそびえる天守閣に瓦、漆喰（しっくい）、石垣…。こうした「城」のイメージは、織田信長の安土城（滋賀県近江八幡市）から全国に普及したとされる。それ以前の城は、戦闘目的に特化した土造りが一般的と考えられていた。しかし、最新の発掘調査では、戦国時代の奈良市周辺で、信長以前にも瓦を使用するなど、「戦国三大梟雄（きょうゆう）」の一人に数えられる武将・松永久秀によって独自の発展を遂げていた可能性が浮上。専門家から「安土城以前に畿内では『戦う城』から『見せる城』への転換があったのではないか」と脚光を浴びている。（橋本昌宗） ■屈指の山城 奈良市との府県境に近い京都府木津川市の鹿背山（かせやま）城。市教委が平成２０年度から現地調査を進めている。ここで安土城よりも古い時代の城の瓦が出土した。 鹿背山城はそもそも、興福寺（奈良市）の勢力下にあり、街道や木津川の水運を押さえる交通の要衝だったとされる。

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多聞山城が安土城に影響を与えた可能性、「見せる城」への転換は以前から指摘されていたことで異論はない。ただ、「見せる」の目的が「威圧」だけかというと、ちょい疑問。