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わずか10日間で性別を変える魚がいる。メスからオスへ、卵巣が精巣に再形成される魚
ニシキベラ属のブルーヘッドラス(Thalassoma bifasciatum)は、カリブ海のサンゴ礁の中で小さな群れを... ニシキベラ属のブルーヘッドラス(Thalassoma bifasciatum)は、カリブ海のサンゴ礁の中で小さな群れを作って暮らしている。頭が青いのはオスで、その青は黄色い模様のメスのハレム(ハーレム)に対する支配力を表している。 そんなオスが群れからいなくなると不思議なことが起きる。群の中で一番体の大きなメスがオスになってしまうのだ。まず、ものの数分で行動が変わり、10日で卵巣が精巣に変わる。21日が経過する頃には、どこからどう見ても立派なオスだ。 一体全体どうやって性転換をしているのか? そもそもこのようなメカニズムをどうやって進化させたのか? オスがいないストレスがメスの性転換をうながす ブルーヘッドラスの性転換のスイッチは群れの中にある。オスが群れからいなくなると、最大のメスはすぐさまそれを察知し、その日のうちにオスの繁殖行動を示すようになる。 分子レベルでのメカニズムはちょっとし
2020/02/04 リンク