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なぜSNSは「不毛な議論」ばかりなのか…世界レベルのディベートでは常識「論破せずに勝つ」という話し方 相手を論破して、自己満足に浸りたい人が多すぎる
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「議論に強い人」とそうでない人の違いは何か。競技ディベートの世界大会で2度の優勝経験があるジャーナ... 「議論に強い人」とそうでない人の違いは何か。競技ディベートの世界大会で2度の優勝経験があるジャーナリスト、ボー・ソさんの著書『まずは「聞く」からはじめよう 対話のためのディベート・レッスン』(早川書房)より、訳者・川添節子さんのあとがきを紹介する――。 伝説のディベーターが「良い議論」を問う 競技ディベートとは、一定のルールに則ってチーム対抗で議論を行ない、勝敗を決めるゲームである。海外では欧米を中心に教育の一環として行なわれているところが多い。世界から参加者を募って開催される国際大会もたくさんある。そうした国際大会の世界チャンピオンと言えば、どんな人物を思い描くだろうか。 本書の著者は、競技ディベートの世界大会で高校・大学と2回チャンピオンになり、オーストラリアのナショナルチームとハーヴァード大学のチームのコーチも務めた人物だ。ディベート界で彼の名前を知らない人はいないだろう。そんなレジ