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アジアの学生に180億円を投じる、東大卒の香港人実業家
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アジアの学生に180億円を投じる、東大卒の香港人実業家
「若い頃に他の国々の若者と生活を共にすることが将来にわたる友好の礎になります」 香港の著名な実業家... 「若い頃に他の国々の若者と生活を共にすることが将来にわたる友好の礎になります」 香港の著名な実業家であるロナルド・チャオ(曹其鏞)さんは今も日本で過ごした学生時代を思い出すという。1958年に東京大学工学部に入学、62年に卒業するまで、東京・本駒込にある「アジア文化会館」で日本人学生と生活を共にした。卒業後は米国留学を経て香港に戻り、父親が創立したニット製品の製造を中心とする繊維会社を大きく成長させた。 ビジネスを通じて日本の経営者にもたくさんの友人を持つ。その「香港永新企業」の副会長に退いた今も、夫人の曹羅碧珍さんと共に年に数回は日本を訪れる。大の日本びいきである。 そんなチャオさんが70歳を超える頃から情熱を傾けているのが、日本と中国、アジア各国との架け橋になるリーダーを育てること。 ユニクロの柳井氏に相談し早大の学生寮建設にも貢献 まず始めたのが大学に私財を寄付し、国際学生寮を建設す