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爆発する3次元NAND市場、東芝メモリが買われるワケ
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爆発する3次元NAND市場、東芝メモリが買われるワケ
東芝メモリが開発し、製造しているのは、NANDフラッシュという半導体メモリである。そのNANDは、2次元の... 東芝メモリが開発し、製造しているのは、NANDフラッシュという半導体メモリである。そのNANDは、2次元の微細化が困難になったため、3次元化することになった。そして、3次元NAND市場が爆発しつつある。連載第2回目では、NANDが3次元化する理由を述べた後、その3次元NAND市場が爆発的に拡大しつつある実態を説明する。 なぜ2次元ではなく3次元か 半導体には、「2年で集積度が2倍になる」というムーアの法則がある。その際、素子の大きさが変わらなければ、チップが大きくなってしまうので、2年で2倍高集積化する際には、「2年で0.7倍微細化する」ことが必要になる。なぜ0.7倍かというと、0.7×0.7=0.49、つまり、素子の面積を半分にするということである。 では、NANDにおけるムーアの法則を見てみよう(図1)。1992年に160nmで1G(ギガ、10億)ビットだったNANDは、その後、130